第7話
そんな生活が約2週間続いた。
11月7日
担任の先生が家に来た。佐々木先生と呼んでいる。
正直、めっちゃめんどくさいし来ないでほしい。
佐々木先生は今の体調とか、最近何やっているのか?などの質問をしてきた。
僕は「だいぶ良くなりましたよ。」といった。
もちろんそんなことは無い。
そうすれば、先生が来なくなると思ったからだ。
でも先生は「そうか、なら良かった、明日も来るね。」などんな言い帰って行った。
うざい
なんで来るの。
学校のことなど考えたくなかった。
勉強もしてないし遅れている、どうしたらいいのかと思うが、何かしようにも気力が無い。
そして先生が帰ってすぐ、僕はまたゲームをはじめた。
最近の僕の楽しみは。
夜9時ぐらいにゲーム配信をすることだ。
最初はお金を稼ぎたいと思って始めたが思ったより楽しかった。
そして何より嬉しいのが、面白い!、うま、www、などのコメントだ、なんだか僕が認められているようで嬉しかった。
この配信をしている時だけは、みんなが僕を見てくれている。でもチャンネル登録者はぜんぜん伸びない、まだ100人だ。
それに、ゲーム配信をしているとたまに現れる、アンチという存在だ、面白くない、キモい、ヘタクソなどのコメントがくるたび。
ゲーム配信をやめようかなと思った。
僕の存在が否定されているような気がしたからだ。
でもいつも見てくれている、常連さんのために僕はまた配信をする。
ねぇ常連さん、今日も来てくれるよね。
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