ブスはピンクを選べない

@souutsucandeath

私は小さい頃から男の子っぽかった

集団で行動するのも面倒くさかったし

お兄ちゃんも居たからお兄ちゃんの友達とよく遊んでいたし、皆俺俺って自分のこと言うから

私も自分のことを俺って呼ぶようになった

正直今でも俺って言うことがある

でも髪を伸ばしたり結んだり、スカートを履くのは好きだった

言動は男の子っぽかったけど小物や折り紙の色はピンクが好きだった

でもその当時の女友達は私がピンクを選ぶのを許さなかった

昔プロフィール交換ってやつが流行っててそこに好きな色を書く欄がある

そこにピンクと書こうとした時

｢はなちゃんは絶対青か水色だよねー！｣

と、言われてしまった

私はそれを聞いて自分でも確かに水色の方が似合うなって思った

それが男の子っぽかったからってことで終わればいいんだけど

｢顔がピンクぽくないもん(笑)｣

と嘲笑われた

顔がピンクっぽくない

自分は端から見たらそう見えるのか

そう思うと恥ずかしくて顔が赤くなるのがわかった

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい