第369話 遺体 明日への十日間

 東日本大震災時の、遺体安置所のドキュメンタリー小説の映画化です。


 ……

 何と言いますか、今年も元旦にあったし、地震は日本では避けきれない問題ですね。

 私も東海大震災の被害想定区域の中にある県の人間なんで……

 他人事では絶対ないです。


 信じられないような地震の後、ドンドン運び込まれる遺体を前に混乱し、心を砕く暇もなく事務的になされていた安置所運営を、葬儀社の経験もあるボランティア(西田敏行さん)が変えていく話です。


 常軌を逸して遺体が多いと、『人間』より『物』寄りの扱いになるのはわかる気がします。

 余裕が全くないのですから。

 自分自身も過酷な状況下で、何が出来るか、何をするべきか?

 考えさせられる映画です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る