第298話 ハート・ロッカー

 イラク戦争の、爆弾処理班の話。

 爆発物処理のエキスパートな主人公が、任務だから仕方なくやっているのか、それともスリルやギリギリをある意味楽しんでしまっているのか、自問していく話です。


 これ、『自爆』が常套手段である国の怖さというか、まあ、日本人には言えることじゃないかもですが、遺体に爆発物を仕込んだり(実際遺体だったか、遺体にされたのか分からないし)、生きている一般人に時限式の爆発物を巻き付けたり、感覚的にイライラする手段ばかり出てきます。

 すっごくモヤモヤする。


 しかも主人公、1度は帰国しながら戦場を選びます。

 スリルの中でしか生きられない自分に気付きますが……


 想像出来ます。言いたいこともわかります。

 でもモヤるんです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る