　これ、書きたくて書きたくて、でもタイトルを失念していた作品です。

　クリント・イーストウッドさん、監督・主演。

　海兵隊の話です。

　湾岸戦争前の映画なんで……

　朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍して、『1度も勝っていない』と馬鹿にされるロートル軍曹が主役です。

　世界の紛争に参加しまくりのアメリカですが、当時ちょっとだけ落ち着いた時期があって、実戦経験持ちが冷遇？されていて。

　これは軍隊もの、戦争ものでありながら、どちらかと言えば世代による格差を扱っています。

　実践を知らないから、経験者をなめる上官に、ちゃらちゃらした兵隊達。

　隊員達への理不尽訓練が、いかにも軍隊の話で面白いです。

　確か、ひどく厳しかったとは思いますが、何より忘れられないのがTシャツ。

　何色のシャツを着てくるか予告がないのに、上官と違ったら上半身裸で訓練しろとか。

　それを持ち前のチャラさ（ただし憎めない）で切り抜ける隊員とか。

　最後、軍曹の率いる小隊は実践投入されます（紛争が起きた）。

　いつまでも平和に胡坐をかいていられない、兵隊であることの現実が襲いかかってくる形です。

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