第280話 後宮小説
酒見賢一さんのデビュー作です。
『墨攻』とかも書いてます。
架空の中華風世界の、後宮内部の話です。
今のラノベでは定番ですが、当時としては新しかった。
調べたら……1989年のファンタジーノベル大賞でした。
田舎娘が後宮入りを希望し、そこで仲間を得ていきますが……
これ、最初房中術の講義というか、学校生活(ただし教えているのはH)みたいな部分が展開して、かなり面白かったです。
主役女子より、同室にいた通い婚の習慣のある地域からの来たクール系の仲間がすごく好きだった。
この子は名前も覚えているもんな、紅葉って。
無表情、あまりしゃべらないキャラ、結構好きです。
最終的には反乱がおこって、戦ったり、逃げたり、好きな人と結ばれたり、その後彼が帰らぬ人となったり、激動の展開です。
テレビで2時間枠のアニメになったらしいですが、こっちの記憶はあいまいです。
多分観てるのに。
残念‼
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