第42話 百日紅

 葛飾北斎と、その娘のお栄(葛飾応為)の物語で、北斎はいろいろ作品が作られていますが、これはアニメ版ですね。

 確か杏さんが声を当てています。

 いわずと知れた絵師・葛飾北斎と、その娘の物語で、歌川国直や渓斎英泉なども出てきます。

 まあ、ストーリーは有名すぎるから端折りますが……

 

 絵師・葛飾北斎は、

 90歳まで生きて尚、『あと10年生きれば絵を極められた』と言ったとか、逸話が多くて好きでして。

 で、最近光が当たりつつある、娘の応為も好きですね。

 だから観に行ったわけです。

 いろいろな作品で、『はねっ返り』で男顔負けに描かれています。1度結婚後出戻って、以来ずっと北斎を支えたらしい彼女の絵が、エンドロールで流れます。

 日本のレンブラントと言われる光と影の作品です。 

 ああ、いいなと。


 映画としては江戸風俗が丁寧に描写され、

 『生娘だから春画が描けない』と言われたお栄が男娼を買いに行こうとしたり、幽霊騒動があったり、いろいろ面白いです。

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