キロキロとヘクトデカけたメートルがデシにおわれてセンチミリミリ

「キロキロとヘクトデカけたメートルがデシにおわれてセンチミリミリ」


この間の「牛を振ってデッカいバターを作るのだ!」のように、ここ最近こうした暗号めいたフレーズが気になってきました。


これ、なにかと言うと「メートル」の接頭辞を語呂合わせで覚えるフレーズです。例によってとある新聞内のコラムで見つけました。日本もメートル法を利用した長さの単位を使用しており、普段使われるものは「キロ」「メートル」「センチ」「ミリ」ですが、国際的に見ると間に「ヘクト」とか「デカ」「デシ」といった単位も挟まってくるようです。


国際度量衡委員会による基本単位の名称と記号は以下の通りだそうです。


長さ(メートル:m)

質量(キログラム:kg)

時間(秒:s)

電流(アンペア:A)

温度(ケルビン:K)

物質量(モル:mol)

光度(カンデラ:cd)


これに付随してさらに細かい単位が規定されているようです。


もちろんこの他にも業界ごとに使用される単位は様々にありますね。円、ドルといった通貨を代表として、日本酒に使われるのは合、航空業界で使われるのはマイル、温度に使われるのは°Cなど……。


「人間は万物の尺度」と言ったのは古代ギリシャ哲学者のプロタゴラスですが、これも「人間はあらゆるものの尺度を規定づける絶対の存在」というよりは「人間それぞれ尺度がちがうんだから絶対の真理なんか存在しない」という、前者とは正反対の意味らしいですね。


「ヤバい」のように、文脈によって指す意味が180度変わってしまう言葉や物言いは、じつは紀元前から存在していたのかもしれません。それでなくとも、プロタゴラスの時代はちょうど地中海の二大国ギリシャとペルシャが対立していた時代であり、立場が違えば物事の基準や見方も異なることをよく知っていたからこそ「人間は万物の尺度」と残したのでしょう。


ちなみに、同じように語呂合わせで覚えるフレーズは学校でよく習いましたが、自分は「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府(注:現在は1185年が通説らしいですね)」「ひとよひとよにひとみごろ」くらいしか覚えていません。


面白い語呂合わせがあればコメントにて教えてください。

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