第16話「新年」
一月一日、朝四時。無線が鳴り響く。僕は寝ぼけ眼で無線を取った。
『ハッピーニューイヤー! 今日は年に一度のお祭りだ! 全員強制参加なのは知っての通り! 全力で狩りをしろ!』
服を着替え外へ行くと花火と花吹雪が舞っていた。急いで僕らの教室に向かう。そこには王騎君と先生が待っていた。
「オウキ君、誕生日おめでとう!」
僕はプレゼントを渡す。ありがとうと受け取った彼は、先生と話を続ける。やがて鴎ちゃんと瞳ちゃんがやってきた。全員揃ったところで先生が説明をする。
「今日は新年を祝う特別なイベントが催されます」
それに対し小さなあくびをしながら瞳ちゃんが言った。
「今日休みじゃないんですか? もう少し寝させて欲しかった」
先生はすみませんと頭をかきながら、苦笑した。
「どうしても朝五時までに全員が揃わなければならないんです。間に合いませんから」
無線では狩りだと言っていた。時計を見ると朝四時半。
船を出して漁でもするんだろうか? 僕が目を擦りながら疑問に思っていると先生はタブレットを操作した。
「さて全員揃ったことを伝えましたし、まだ時間がありますから軽く説明をします」
一月一日朝五時になるとある催しがされる。それは、トビザメ狩りだと言う。僕はそれを聞いて少し呆れた。
「トビザメなんて、いつも狩ってるじゃないですか」
その言葉に先生は、チッチッチッと指を振った。
「普通のサイズのトビザメではありません」
通常でも三メートルから六メートルを超えるサイズのものが飛ぶ。だが今日は十メートルを超えるトビザメが、飛ぶ日だという。
中でもとびきりのサイズのトビザメを捕らえた人間には賞金が貰えるという。
「今年は途轍もないサイズが仕込まれていると言う噂があります。皆で一番になりましょう」
一番という言葉に反応した王騎君が先生と皆に提案する。
「どうせならこの中でも競わないか? 一番でかいヤツをとったやつは全員に何か一つお願いが出来るという。あ、無茶ぶりはなしだぞ。聞ける範囲でな」
それを聞いた瞳ちゃんが、グッと手を握り言った。
「それならウチ、負けないよ」
「それなら皆へのお願いも考えないとね」
鴎ちゃんがニヤリと笑った。
「まぁいいけど、十メートル超えるのを一人で狩れるの?」
僕がそう言うと、ふんと笑った王騎君は言った。
「俺たちは体長何百メートルもの大蛇とも戦ってきた。これくらい屁の河童だろう?」
そう簡単に言うけども、僕は不安になってきた。僕らは三十三番甲板の周りに立ち、構えをとった。教室では先生がハープーン補充係をしてくれている。
スタートの笛が鳴り響いた。
『警告!! 外部障壁消失!! 生徒及び教師含む乗組員はトビザメ等の侵入に対応してください!!』
外部障壁が消えていく。五十番甲板の方で、空中に撒き餌が放たれた。四方八方からトビザメが飛んでくる。確かにいつもよりでかい! トビザメは、僕の方にも向かってくる。
トビザメには色んな種類がいて、ノコギリザメや、ネコザメ、大きいものではホオジロザメや、アオザメ、シロワニなど色んな種類が、トビザメとして進化して飛んでくる。
大きいものは人を襲うので、当然飛びかかってくる。
五メートルを超えるトビザメは厄介な方だ。だが今の僕には敵ではない。的確に急所を刺し、仕留めていく。
今度はなかなかでかい相手に会った。恐らく七メートルは超えるだろう。僕はそいつを仕留めた後、影が通ったのを見た。頭上を見るとドデカいトビサメが飛んでいた。ジンベエザメのトビザメだ!! めちゃくちゃでかい!
だが、あれは僕では間に合わない。遠すぎる。恐らく誰でも無理であろうそのサメが通り過ぎるのを見つめ、僕はトビザメ狩りに集中した。
パンと大きな音がして再び撒き餌が空中に振りまかれる。凶暴化したトビザメは大きな口を開けて飛びかかってくる。数がすごい!
祭りなのはわかるが、休みの日なのにちょっとは休ませてほしいところだ。再びジンベエザメのトビザメの影が通った。巨大なトビザメが飛んでいく。こちらに気づくことなく飛んでいくため仕留めようがない。
僕は一度思いっきりハープーンを投げてみた。ジンベイザメのトビザメの腹に刺さる。だが落ちてくる様子がない。
仕方がない諦めよう。僕はハープーンを補充しにいった。先生のところに行くと、王騎君も補充しているところだった。王騎君はニヤリと笑った。
「お願いされる準備はいいか?」
まさか……、さっきのジンベイザメのトビザメを仕留めたんだろうか? 僕は冷や汗だらだらだった。
とにかくでかいヤツを仕留めないと! 僕は大きいサイズのハープーンを補充して持って行った。
だがなかなか大きいトビザメがこない。さっきのようなジンベエザメのトビザメ、こちらへ寄ってこないかな?
そう思っていたが、あのサイズのものはなかなか飛んでこない。そしてそれなりの大きさのトビザメを仕留めたところで、終了の時間が来た。
外部障壁が生成される。僕の元へ審査員の人が駆けつけた。僕は一番大きいだろうトビザメを渡した。二人がかりで持っていく審査員の人達。だがあれでも勝てはしないだろう。ちくしょう! お願いされるの確定か。
先生の元へ駆け寄ると、皆集まっていた。先生の先導で五十番甲板に集まった僕ら。うわぁ、なんだこれ。あちこちに噛み付いたトビザメの処理に色んな人が追われていた。
撒き餌の中心地となった五十番甲板では、トビザメの被害が一番大きかったらしい。
ならやらなきゃいいのに。そう思ったが、処理してる人達は活き活きしている。壁も強靭にできていて、補修すれば何ともないらしい。そういえば前に買い物に来た時もあちこちの傷が気になっていた。そういう加工なのかと思っていたが、こういうので付いた傷なのかもしれない。
中央審議会の建物のある所へやってくると、ライブのような会場が出来ていて大勢の人達が集まっていた。
「レディース&ジェントルメン!!! ようこそお集まりくださいました! シークルースクールのクルー達よ! 今日の祭りは楽しんでくれたかな?」
MCがそう叫ぶと、ワアアアアと歓声があがり盛り上がる。
「今年一番デカいトビザメを仕留めたやつを俺っちが紹介するぜ!」
そういうと彼は端末を確認した。
「どうやら役者は全員揃ったらしい。それでは発表するぞ!」
ドラムロールが響き渡る。光がグルグル色んな人に当たり、僕のところに止まった。え? まさか?
「三位!! 六道満!!! 十二メートル三十一センチだ!!!!」
オオオオオ! と叫び声のような歓声があがり、僕は壇上にあがった。三位か……。
「素晴らしい成績だぜ! 彼はここに入ってまだ一年も経っていない! それでこの好成績ならどれほど優秀か、誰もが納得するだろう! だが、驚くのはまだ早い! 二位に行くぜ!!」
再びドラムロールが鳴り響く。光の焦点は、王騎君に当たった。王騎君は驚いていた。光が当たったことにではない、二位だったことにだ。
壇上に上げられた王騎君は慌てていた。
「待て! 俺が二位だと?! そんな馬鹿な!」
「まぁまぁ、落ち着きたまえよ。二位、海鳴王騎! 二十三メートル五十センチ!!」
二十三メートル?! きっと、あのジンベイザメのトビザメだ。でもそれで二位なのか。
一位はもうデカいクジラじゃないか? デカさの基準が分からない。
MCの人が叫ぶ。
「では栄えある一位を紹介しよう。サイズは二十九メートル四十センチ!!」
デカすぎる、そんなサイズを仕留めた奴は一体……。ドラムロールが響き渡り、光が回る。止まったのは二人だった。
「空色鴎、赤居瞳ペア!! 二人で一組、見事最大級のジンベイトビザメを仕留めてくれやがったぜ!!!」
ふ、ふ、ふ、二人ぃぃぃぃ!? いや、それって……。壇上に上がった二人は笑った。
「組んじゃいけないなんて聞いてないもの」
「ウチとカモメちゃんの二人で組んで大物狙ってたの」
鴎ちゃんと、瞳ちゃんは笑った。同率一位という事か。やられた!
三位までに賞金が出るらしく、僕も賞金を貰えた。三十三番甲板に戻ると教室の中に入った。さて、と王騎君が教卓について言った。
「では願いを聞こうか? カモメ、ヒトミ」
先生はクスクス笑っている。鴎ちゃんと瞳ちゃんは照れ笑いしながら言った。
「頬にキスをしてほしい」
ぶふっと吹き出した僕は、顔を真っ赤にして言った。
「正気か?!」
王騎君は、机に手をついて顔を伏せて笑っていた。
「ふふふ、ははははは! いいだろう! 二人にすればいいのか?」
瞳ちゃんは首を横に振り言った。
「ウチは、オウキ君からだけ」
「私は、ミツル君から」
おいおいおいおい、マジか!?
王騎君は堂々と瞳ちゃんの横に立ち、スっと頬にキスをした。瞳ちゃんは頬を朱色に染めて顔を手で隠す。照れるなら最初から提案するなよと思ったが、どうやら鴎ちゃんも本気らしい。さぁどうぞと言わんばかりに待っている。
僕は腹を括り鴎ちゃんの隣に立ち、鴎ちゃんの頬に自分の唇を触れさせた。
「これでいい?」
唇を離して聞くと顔を赤く染めた彼女はコクリと頷いた。
こうして新年イベントを終えた、そう思っていた。
「では準備して来てください。少し遅くなりますが、初詣に行きましょう」
一旦宿舎に戻り準備をして五十九番甲板で待ち合わせる。そこには先生と王騎君、そして着物を着た鴎ちゃんと瞳ちゃんがいた。
その甲板にはどうやら神社があるらしく、この時間になるともうお参りする人も若干少なくなるらしい。僕らは鳥居前で服装を正し一礼をして境内に入った。鳥居もトビザメの歯型がついていたが気にしない。手水舎で右手に柄杓を持ち、左手を洗う。
その後左手に柄杓を持ち替えて右手を洗う。再び柄杓を右手に持ち替えて、左手で水を受けて口をすすぐ。左手の手のひらを洗い、柄杓を縦にして自分が持った柄の部分に水を流し、元の位置に戻した。
その後自分達が持っていたお守りを奉納した。僕のは交通安全。いや、しょうがないだろ? それしか持ってこなかったんだから。そして本殿に向かった。
僕らは五人、神前に向かって立ち、姿勢を正す。賽銭を各々の感覚の小銭を入れた。僕はご縁があるようにと五円玉を入れた。鈴を鳴らし、もう一度姿勢を正す。そして二回お辞儀をし、二回拍手をしてからお祈りをし、祈った後に一回お辞儀をした。
その後おみくじを引く。僕はなんと! 大吉だった!!
「ねぇ聞いて! 僕大吉だったんだけど!」
それを聞いた王騎君が笑った。
「実は俺も大吉だ!」
「私も」
「ウチもだよ……?」
僕はずっこけた。巫女さんに話を聞くと、この神社のおみくじは大吉しかないらしい。せめてここでくらい喜べるようにと、全部大吉にしてるらしかった。
「内容はそれぞれ違いますので、是非読んで楽しんでみてください」
巫女さんは頭を下げた。僕は内容を読んでみる。
仕事運、絶好調! この先どんな困難もあなたなら乗り越えていけるでしょう。
金運、抜群! お金を使っても使っても増えること間違いなし! 景気よくいきましょう。
恋愛運、最高! 気になるあの子からのアプローチ、是非受けてあげてください!
健康運、安心安全! 何度でも立ち上がる精神でいれば、何も怖くない!
そう書かれていた。まぁ、大吉はここから転落しないような努力も必要だと言われる。
巫女さんに案内され、境内の結び場所に案内された。
「おみくじは一度持って帰り、要らなくなったらここに結びに来てください」
先生は会釈して結び場所に結んだ。待て待て、話聞いてた?
「私は大凶ですので」
「教員の方専用おみくじには大凶しかありません」
「教師はいつも危険に晒している生徒のために全力を尽くす構えで毎年ここで大凶を引かせてもらっています」
何というめちゃくちゃぶりだ。これおみくじの意味あるのか?
巫女さんと別れ、僕らは帰り道を行く。そういえばここまでくるのに、着物の二人はどうやって来たんだろう?
そう思っていると、二人は平気でロープ移動をして甲板を移動していた。瞳ちゃんももうロープ移動に手こずらない。真っ直ぐ宿舎に戻った僕らは部屋に戻り各々自由に過ごした。僕はおみくじをしまい、皆で買った無病息災のお守りを大切に財布に入れた。
一月一日午後九時、無線がなった。晩御飯の鍋を食べた僕はそろそろ風呂に行こうとしていた時だった。
無線は先生からだ。零時に男子浴場に来てくださいとのことだった。
僕は言われた通りに行ってみる。すると可能先生貸切という看板が出ていた。
僕は中に入ってみると可能先生が待っていた。王騎君も服を脱ぎ腰からタオルを巻いている。
一体なんだと言うのだろうか?
中へ入るとそこには……。鴎ちゃんと瞳ちゃんがいた。
「ちょ、ちょっと! ここ男子浴場だよ?!」
二人はタオルを巻いているが布一枚か?! 先生が入ってきて言った。
「それでは海鳴君の誕生日パーティーをしましょうか」
ここで?! なんでだよ。裸の付き合いってか?
僕は目のやり場に困るのと、恥ずかしさでいっぱいで顔を隠した。鴎ちゃんの胸が! 胸が!! あわわわわ!
さぁさぁと王騎君と僕をシャワーのところに座らせる。僕は慌てた。
「オウキ君の誕生日パーティーでしょ?!」
「まぁいいじゃないですか」
先生は笑っていう。瞳ちゃんが王騎君の背中を流す。鴎ちゃんが僕の背中を流す。背中をゴシゴシ擦られなんか変な気分になってきた僕は、耐えきった後すぐさま湯槽に浸かった。
王騎君も浸かる。はい終わりこれで終わり!
だが、鴎ちゃんと瞳ちゃんも歩いてくる。まさか入るのか?? 鴎ちゃんと瞳ちゃんがタオルを脱ぐ。思わず僕は目を瞑った。
鴎ちゃんと瞳ちゃんの笑い声がする。
「目を開けても平気よ」
そっと目を開けてみる。まさか裸の二人がいたらどうしよう?
二人は水着だった。そりゃそうか、わかってましたよ。肩紐が見えてたからね!
「ちゃんと許可を得てますよ」
そういう問題じゃないんだよ。
大体それなら僕らにも水着を着用させてくれ。
「やれやれだな。騒がしいのはいいことだが」
王騎君が笑って言った。皆が笑う。先生も入ってきたところで鴎ちゃんが聞いた。
「私たちの水着、どう思う?」
鴎ちゃんは水色のビキニ、瞳ちゃんは赤色のビキニ。どちらも攻めすぎだし、色合いで言うとどちらかと言えば逆の方が似合う。
「ウチ……、もっと別のが良かったんだけど許可が降りなくて」
瞳ちゃんが恥ずかしそうに腕で胸を抑える。やめてくれ、その行動は僕に効果抜群だ。そもそも恥ずかしいなら赤なんて派手な色選ぶなよ。まぁいいけどさ。
「よし! お前ら! サウナで……」
勝負だと言いながら勢いよく立ち上がった王騎君のタオルが取れた。
鴎ちゃんと瞳ちゃんが手で目を隠す。いや待て瞳ちゃん、目が指の隙間から覗いていて隠れてないぞ。
慌てることなくタオルをとった王騎君は笑いながらサウナに入っていった。
僕らも後を追う。サウナで勝負、そう言う彼はサウナ室で話し始めた。
「俺は今、最高に嬉しい! ここに来るまで腑抜けたやつらばかりだった!」
普通の中学に行って普通の高校に行って普通の大学に入り普通のサラリーマンになる。これが世の中の普通になりつつあった。勿論どんな道も誇れるモノがあれば輝かしいものとなるだろう。
だが切磋琢磨してこそ生まれるものがある。一流と呼ばれるモノを目指さない者はどこまでいっても二流三流なのだ。
そして超一流と呼ばれる者がいる。それは大量の砂の中に一粒金が混じっているような感覚。
出る杭は打たれるという言葉があるが、王騎君ははみ出しものとして存在していたのかもしれない。
王騎君は言う、毎日喧嘩三昧だったと。そりゃ衝突もするよね。世の中には自分より上に立つものを良しとしない人は必ずいる。
王騎君は言う、毎日ヘコヘコする奴ばっかりだったと。跪いて王冠を被せられた彼は気分がよくなかっただろうな。下僕が欲しいわけじゃない、仲間が欲しかったんだ。
「お前らは最高だ! これからもよろしく頼むぜ!」
酔っているんだろうか? 空気には酔っているかもしれないな。
僕は笑って言った。
「こちらこそ頼むよ、キャプテン」
「ミツル! 俺のことは気軽にオウキと呼べ! 今はっきり言える。前世より断然今を、これからを大切にしようと。俺はもう海賊王ではない。一人のオウキという人間だ!!!」
王騎君のセリフに先生は拍手を送った。
「過去は過去、今が大切です。そしてこれからが本番。貴方達の力量を見せてもらいますよ」
さて、ある程度の時間が経った。瞳ちゃんが水風呂に向かう。鴎ちゃんもついて行った。僕も向かうことにするが、先生と王騎君はまだ頑張っている。
「あんまり無理すると体に良くないよ?」
「そうですよ、海鳴君。早く水風呂に行って体を一旦冷やしましょう」
「限界ならそう言え。可能が水風呂に行ったら俺が行ってやる」
全く、意地っ張りなんだから。僕は先生に耳打ちした。先生は、ふぅーっと息を吐いて僕と水風呂に向かう。
「勝ちは譲りますよ。ハッピーバースデー」
「あ! おい、それはずるいぞ! それじゃ俺が駄々っ子みたいになるじゃないか!」
実際そうだろ? 全く、やれやれだよ。
水風呂に浸かり体を冷やす。外気浴をした後もう一度サウナ室へ入り汗をかき、水風呂で体を冷やしてあがった。
僕らは部屋に戻り休む。明日も休みだ、ゆっくり筋トレと勉強をしよう。
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