毎日3000字投稿して10万字のカクヨムコン作品を書いた話

蒼瀬矢森(あおせやもり)

*良い子は真似しないでください

 みなさんはじめまして、蒼瀬矢森あおせ やもりです。

 10月10日から11月6日の期間で毎日3000字更新して完結させたカクヨムコン8作品のお話をしようと思います。


 作品は『びんぼー神にゃもったいない!』。ジャンルはラブコメです。

 主人公サダヒコが朝目覚めると家に巫女さんがいた。彼女は、サダヒコは貧乏神になったのだと言う。貧乏神となったサダヒコに仕えるため巫女は家に住み着き、サダヒコの身には様々な災難が起こる。サダヒコははたして平穏な生活を取り戻すことができるのか?

 という作品です。


 いやー……見切り発車でしたね。設定は書きながら練りました。

 仕事を辞めて実家で転職活動をしながらいろいろ書いていたのですが、狙ってちゃんと書いたのはコレが初めてかもしれません。


 ターゲット層と筆の乗りやすさを考えてラブコメを選びました。ちょっとプライドが邪魔をして流行りものは選ばなかったのですが、今回はそれが逆に良かったのかもしれませんね。


 私は以前も毎日3000字投稿したことがあるのですが、そのときは宣伝も何もせず書いて投げるだけでした。やはりどんな出来でも読んでもらわないことには始まりません。所感としてはSNS宣伝と企画参加が一番効果的でした。


 よく「#RTした小説を読む」というタグがありますが、コレは読んでもらえないことが多いです。私は片っ端からRTしてURL貼りました。秒で矛盾したこといいましたが、犯罪じゃなければ世の中だいたい何やってもいいんです。

 ただ当然SNSはトラブルが多いです。募集した内容で返信したのにコレ合わないんだけどと突っかかってくる神様面がいても、その場では穏便に済ませて即ミュートしましょう。私はしました。


 失敗したな―と思うのはツイッターでの宣伝の仕方です。最新話投稿しましたと毎回毎回投稿するので、一話一話がぶつ切り宣伝になりました。このせいで自分の宣伝に邪魔されるという珍事件が起きてましたね。次回があるとすればリプに繋げてツリー形式でやります。


 作品の話も挟みましょうか。


 思い付きでやったせいで色んな場所に支障をきたしてました。高校一年生という設定のせいで後輩キャラが出しにくくて結局出てきませんでしたね。あとヒロインのデートの約束を作者が忘れてました。完結記念の副読本風裏話書いてる途中で思い出したのでヒロインが訴えてきた疑惑があります。作品のキャラクターって生きてるんだなーってこういうとき思いますね。

 内容もラブコメのくせにどんどんシリアスになっちゃって、伏線貼ったり投げたり拾ったり大変でした。よくまとまったなーって感じです。一章が完成しすぎてて二章で超えられない気がしたんですけど、頑張ってハードル跳んでみました。私ちゃんと跳べてましたか? 誰か教えて欲しいですね。


 そういえばヘンな奇跡も起きました。設定練っていたら主人公の名前とモデルが似てるんですよ。コレについてはサポーター限定の裏話でちょっと触れてます。正直これもサポーター限定にしようかと考えたんですけど、そこまで価値ないなってなったのでこっちですね。


 あとはカクヨムコン8参加宣言のタグ、私はアレがどういうものか知らずに使ってたんです。そしたら武蔵野坐令和神社のご祈祷ライブ配信のオンライン参列者に選ばれてたんですね……最初詐欺だと思いましたごめんなさい。

 名前を呼んでもらえたのが嬉しかったですね。あと締め切りのお守りを貰いました。カクヨムさまKADOKAWAさま、ありがとうございます。


 まぁ、何が言いたいかと言いますと。

 毎日3000字投稿はするもんじゃねぇ! って話ですね。内容ごっちゃになりやすいですし、誤字脱字のパレードでした。あと更新早すぎて読者を置いてきぼりにしました。適度な頻度で時間帯指定が読者にも嬉しいかもしれないですね。


 ですがやりたいなーと思ってる人はやってみてください。きっとたくさん失敗しますが得られるものも多いです。その一助に私の経験を使ってください。……私と同じ苦しみを味わえなんて思ってませんよ? ええ、本当に。


 それでは、またどこかでお会いしましょう。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る