異説「遠野物語」
ちろる
まえがき
◆まえがき
東北の地と云うものは、古来より様々な呼称がなされて来た。
奥羽、みちのく、遠野……。その殆んどが、その時ゞの文化的中心地から見て「遠い地である」事を示しての呼び名であらう。
研究者の中(うち)には、かつては「奥」だつたものが、首都機能が江戸に移されてから「遠」に変わつたのを、近付いたと見る向きも在る。
さうして未だに私のやうな若い学者志望の学生何ぞは、未発掘の伝承を探せと云はれ、雪山に向かって送り出されていくのである。
とは云え貴重な機会なのは事実であるから、私の初めての本格的なフイールドワアクの記録として、この日誌を記すこととする。
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