2022年11月12日_HUNTER×HUNTERと付き合い方と

 わさびは甘かった。人生は渋いが。


 数年ぶりのオフ会をした。

 集まったメンツは、前回顔を合わせた時から何年経ったかもう思い出せないくらいだ。地を這うような毎日を生きるタイプの同志で、きっちり全員遅刻した。それぞれ自分ではどうにもできない事情があったあたりも、いかにも大きな流れに揉みくちゃにされながら生きているなという感じがする。

 帰りの電車でこの日記を書いているが、道路工事並みのいびきを轟かせるオジサンが座っていて、日本ってのは平和なんだなあと思う。電車の座席は温かいし、ホームは寒い。それなら寝ていたほうが幸せだろ。


 各々の人生を過ごしているな、と感じる。

 オフ会をしたメンツのうち、私とさほど歳の変わらない1人が今年結婚した。寝耳に水ってやつだった。

 まあそんな歳だよなめでてえや、と思うと同時になんだか遠くに行ってしまったような気がしていた。

 それはきっと正しくて、昔のようにはいかないのだろうけど、変化した後の形として関係性を再構築したような感覚がある。

 年を重ねるにつれてこういうことは増えていくんだろうなとぼんやり思った。

 人生のある一瞬だけ漸近した人とそのあとどうやって付き合っていくのかという話。互いに形が変わった後でもそれゆえの付き合い方があれば嬉しいし、離れてしまってもその距離感での付き合いがあることが大事だと思う。


 まぁ、なにが言いたいかというと、とりあえずHUNTER×HUNTERの新刊を買えてよかったと思う。

 それぞれのあり方があり、それぞれの付き合い方とがあるのだ。


 酔いどれにつき内容の散乱には目を瞑られたし。では。

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