② クズ大学生の俺が、世話焼き女子大生のせいで今度はダメ男にされていく。だから俺もこの女をダメ女にしていく。

おんたけ

プロット

◯参考作品

 特にありません。


◯世界観

 ごく普通の現代社会です。舞台はどちらかと言うと田舎寄りの地域をイメージしています。

 登場人物の大半は大学生を想定しているので、主な舞台は大学になります。


◯コンセプト

 大学生のリアルな生活と、大学生カップルの、見ていて羨ましくなるような光景を描いていく予定です。

 雰囲気は、ニヤニヤしてみられるような、ほっこり系をイメージしています。


◯主要キャラクター


①高部 秋久(たかべ あきひさ) 主人公/大学2年生/20歳

 

 日々パチンコに明け暮れ、大学にもほとんど行っていない、いわゆる半グレ状態。

 髪は金色に染め、左耳にピアスを付けている。前髪が目にかかるくらいの長さで、ナチュラルな感じに動きを出している。

 バスケが得意。小中はバスケ部だったが、高校の時に他の人との差を感じ、一年夏に退部。

 その後はバスケから離れ、大学でもバスケ部には所属していない。

 高校時代、クラスの女子に嘘告白をされたことから、疑心暗鬼気味に。人当たりが強くなり、大学での友人は1人もいない。

 ヒロインである未咲には、だらしなかったりひねくれていたりと怒られることもあるが、その度言い返す。それでも、優しく気遣う一面もあり、自分が思っているほどゴミ人間でもない。


・セリフイメージ

 

「あぁ? いきなりなんだてめぇは」


「……全然当たんねぇな。ぶっ壊れてんじゃねぇのか? この台」


「好きなんじゃないのかよ、水族館。だと思って誘ったんだけど」


「……俺が見てーだけだよ。お前は関係ねー」

 


②上浜 未咲 (かみはま みさき) メインヒロイン/大学1年生/18歳


 この春から一人暮らしを始めた、秋久と同じ大学に通う大学1年生。

 髪は明るい茶色に染めていて、肩の上まで伸ばしている(ショートボブ)。

 うなじ側から顔側へと髪を残す、前下がりヘアー。

 何事も丁寧にこなすため、全体的にハイスペック。ただし、時々抜けているところもある。そのせいか、同性同士でも憎まれることは少なく、友人も多い。

 家事全般、大学入学前に家で特訓してきたため、一通りこなすことができる。その腕前を秋久の前で披露することもしばしば。

 秋久とは反対に面倒見が良く、快活な性格。何度言い返されても秋久を叱ったりからかったりとめげずに頑張るが、結局最後は言い負かされる。秋久の不意な優しさにドキッする一面もある。


・セリフイメージ

 

「え! これ新作ですよ秋久さん!!」


「あ、あはは……それは……不意打ちすぎませんかね……?」


「もー、いい加減禁煙したらどうなんですか? 体に悪いですよ?」


③富山 佐屋 (とやま さや) 未咲の友人/大学1年生/18歳


 未咲(メインヒロイン)とは高校時代からの親友。黒髪を肩下まで伸ばしていて、丸眼鏡を常にかけている。メガネを外すと美人になる系。基本的には真面目な性格。ただ、曲がったことは許せない! というタイプでもなく、割とテキトーなところもある。

 クールな一面とフラットな一面を持っている。

 秋久のことをヤンキーだと思い、未咲を心配している。秋久とも話すシーンはあるが、今作はメインヒロインと主人公の一対一の恋愛なため、フラグは立たない。


・セリフイメージ


「……ちょっと未咲。大丈夫なの? この人……」


「あ、この服いいかも。みさきー、どう思う?」


「んー、いんじゃない? 明日くらい休んでも」


④大家さん


 おねぇキャラ。尖り気味の秋久を気にかけている。心優しい女性? 時には真剣な表情でまともなことを言う時もある。根は常識的な人格者。

 会話シーンでは主にキャピッ! としたポーズをとる。


セリフイメージ


 「あら〜! かわいいわぁ、ひさくん♡ お・に・あ・い・よ♡」


「彼のこと、気にかけてあげて? ……きっと、一人で抱え込んじゃうから」



・1巻での主な登場人物は上記の4人ですが、2巻以降登場人物を増やして話を発展させていく予定です。


◯文章構成


・文庫ラノベ1巻で10〜12万文字を想定。


・プロローグ+第1章〜第4章+エピローグの全6章構成。


・第1章〜第4章 各2万〜2万5000文字程度


・プロローグ、エピローグ 各1万文字程度


プロローグ

 

 パチンコの喫煙所で休憩中だった秋久(主人公)の元に、落とした車のカギを拾ってくれた未咲(ヒロイン)が現れる。

 一言「……どうも」とだけ伝え、その場を立ち去ろうとする秋久だったが、未咲は大学までの道を教えてほしいと頼み込む。

 一度は断りかけた秋久だったが、カギを拾ってもらったことを理由に強請られ、渋々車で大学まで送ることに。

 大学に着いた秋久は未咲と別れ、そのままパチンコ屋に戻ろうとする。

 しかし、未咲が一人で帰れるのかを疑問に思った秋久は、嫌々ながらも大学で未咲を待つことに。

 未咲が帰ってきた後は、軽く会話を交えながらパチンコ屋まで戻る。

 その後、秋久が今月ピンチで生活が厳しいことを知った未咲が、車での送り迎えのお礼に2週間秋久の面倒を見ることに。


第1章

 

 秋久の暮らすアパートに着いた2人は、アパートの大家さんと会う。そこで、未咲を目にした大家さんは、秋久に彼女ができたと大喜び。

 その反応に秋久は、怒りを露わにしながらも、未咲と2人で家にあがる。

 未咲は早速、散らかりっぱなしとなっている秋久の部屋に目をつける。

 「私だって出入りするんですから、もうちょっときれいにしましょうよ!!」と秋久の制止を振り切って部屋の片付けを開始。

 片付けを終えた未咲は、ありもので料理を作り、秋久と2人で食べ始める。

 食べている間に出てきた話の中で、秋久と未咲は同じ講義をとっていることが判明する。

 元々講義は履修するだけで行くつもりのなかった秋久だったが、未咲の説得で一度出てみることにする。

 翌日、美咲の入学式が終わり、正式な先輩後輩の関係に。

 大学が始まって数日後。未咲と約束した講義に秋久は向かう。未咲の友人(佐屋)も同じ講義を受けており、そこで初めて秋久と対面する。

 入学オリエンテーションで未咲を迎えにきていた秋久を見ていたため、佐屋は秋久をガラの悪いヤンキーだと認識する。そのヤンキーが未咲に話しかけてるのを不審に思い、秋久の素性を探ることに。そこで、佐屋は秋久の家に入る未咲を見つけ、誤解は深まっていく。


第2章


 「高部さんって、なんかちょっと怖くない? ……未咲、あの人に遊ばれてるだけなんじゃないかって……ちょっと心配かな」佐屋に心配の言葉を投げかけられた未咲は、佐屋の誤解を解くために秋久の良いところをアピールすることに。見た目と態度が佐屋の指摘通りなことから、言葉で説明するのは難しいと考え、未咲は行動で示すことにする。

 未咲は、秋久を家から連れ出して2人で出かけることに。その様子を、佐屋に後からついてきてもらい、その目で確認してもらうことで認めてもらおうと考える。

 2人はショッピングモールでウィンドウショッピングをする。

 それでも秋久はぶっきらぼうな態度を崩さなかったが、楽しそうに笑う未咲と、それをどこか微笑ましそうに眺める秋久を見た佐屋は、秋久のことを悪い人じゃないと認める。


第3章


 前期の講義が始まって2週間余りが経った頃。未咲と一緒に受けている講義でレポート課題の出た秋久は、なんとか単位を取るため取り組むことに。そこで、未咲から通話の誘いを受けた秋久は、未咲のサポートを受けるべく了承。しかし未咲からかかってきたのはビデオ通話だった。秋久の家にきた時とは違う、完全にオフモードの未咲にどこか戸惑いながら、秋久はレポート作業をする。

 2人で他愛のない会話をしながら、作業を進め、夜遅くにとうとうレポートを完成させる。大学に入ってからは課題をやったことのなかった秋久だったが、ここにきて遂に壁を破る。達成感と心地よい疲労感に浸りながら眠りについた秋久だったが、翌日パソコンを開こうとすると電源が入らない。パソコンが壊れてしまい、必死の思いで書き上げたレポートのデータは全て取り出せない。その現実に、やっぱり俺はこうなんだ、とうんざりした秋久は、再び大学に行くことをやめる。


第4章


 大学に来ない秋久のことを心配した未咲は、秋久の家に行く。しかしまったく返事が返ってこず、秋久の顔を見ることもできない。そんな現状に嫌気の差した未咲は、遂に秋久の家の前で張り込みをすることに。

 数時間待って秋久が出てくると、未咲は秋久と久々の再会を果たす。そこで秋久は初めて人前で自分の思いをこぼす。(ここで秋久の過去の話について言及する)。

 「私が秋久さんに会いたいんです。それだけじゃダメですか?」意欲のない秋久に、未咲はそう言葉を投げかける。高校時代のトラウマから、人を信じ切ることのできなかった秋久だったが、未咲の言葉によって心の霧が晴れる。(ここで秋久の方から告白)

 秋久は、甘えられる人(未咲)がいることが幸せなんだと自覚する。それと同時に、自分だけが未咲無しじゃダメな人間にされていくのを悔しく思う。

 そうした葛藤の中秋久が考えたのは、未咲も同じように自分無しじゃダメな女にすることだった。


エピローグ


 前章での一件から付き合いだした2人(エピローグで詳しく告白シーンを回想として描く)。

 2人で登校するために、秋久は未咲の家に迎えに行き、そのまま車で大学まで向かう。

 その道中、コンビニに立ち寄った2人は、そこで水族館オープンの張り紙を発見する。羨ましそうに眺める未咲を見た秋久は、2人で水族館に行くことを提案。

 いきなりのことにドキッとする未咲だったが、秋久と2人で出かけることを想像し、気づけば了承。付き合ったという実感が2人に湧き上がる中、お互いを好きでたまらない共依存な大学生たちの日常が始まる。


・2巻以降は、先輩後輩関係の大学生カップルである2人の日常シーンを主に描いていく予定です。(水族館デート、カラオケ、定期試験etc……)

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