①悪意を纏う魔法使い

ヒトリゴト

プロット

〇概要

マイナス感情を向けられれば向けられるほど強くなる主人公が、強力な魔物を倒すために悪役のようなふるまいをして強くなる現代ファンタジー。


〇視点

三人称


◯参考作品(あればで構いません)


『ブラック・ブレッド』

『FGO』

『86』


◯世界観

【基本】

・2000年。空間の揺らめきと共に現れた敵性生物、通称【魔物】。既存の兵器では効果が薄く防衛に苦戦していた各国に、数年後、魔物に対して効果的な攻撃をできる人間が現れる。彼らを人は魔法使いと呼んだ。

・原作開始は2015年。魔法使いを軍に組み込み始めた数年後の日本。

・日本では各地方に防衛都市を築いている。

・主人公は魔物の素材を物好きな富豪に売る、裏の世界で生きている。

【魔物発生プロセス】(未解明)

・魔物は魔法が発達したパラレルワールドがこちらの世界と重なる時に流れてくる。

・重なる場所は人の少ないところで、そこはパラレルワールドとの親和性が高く、神秘が比較的多いので重なりやすい。主に海、山、空など。

・現在は世界同士が近づき、重なりやすくなっている。

【魔法使い・魔法】

・2000年の魔物大発生時、人の少ないところにいた場所にいた存在が魔力を帯びてなる。

・2000年以降に生まれた人類。

・魔法は基本的に自然現象を再現。それぞれの唯一性【神秘性】が高まると効果が増す。【未解明】

・火、水、土、風、雷の5種を基本属性とし、人により使えるものが分かれる。

・得体の知れない存在として賛否両論。

【パラレルワールド(異世界)】

・重なる際にこちらの人が流れ込み、神隠しとなる場合あり。

・魔王(魔力の王)と呼ばれる存在が、侵略を考えている。

【その他】

・魔物以外の存在も確認され始めている。精霊・妖精・魔獣など。

・現代兵器と魔法を合わせた兵器の開発中。

・民間で魔物退治をする企業もあり。


◯主要キャラクター


主人公 宮代皓月(みやしろこうげつ)

【信念を持った皮肉屋で嫌われ者】

・性別、年齢、身長

男、20、179

・容姿

琥珀色の目、黒髪短髪、細身であるが筋肉質、

・所属

無所属。

・性格

頑固、冷徹、涙もろい。

・能力

⭐︎嫌われれば嫌われる程魔力の量・質が高まる。

→母親である精霊の性質【認知されるほど力が増す】が歪な形で表れている。本来ならその他の感情でも効果はあるが、本人の認識がズレているため悪感情のみ効果があると誤解している。

⭐︎魔眼

→精霊の目。本質に作用する目。魔物が出現する予兆を視覚的に捉えることができる。

⭐︎超精密な魔力操作

→母親に仕込まれた

⭐︎特性【白】

→母親に扱いを仕込まれた。内包する性質は【無垢】。無に帰す魔力。魔法を拒む。

⭐︎超回復

→精霊としての力。半霊半人なので半不死。

⭐︎属性魔法は5種使える。

・来歴

10歳の頃に両親を亡くし、妹とともに児童保護施設へ。そこで妹の体調が悪くなり、治すために金がいると1人魔物の討伐へ出る。以降、マニアのために良質な魔物の死骸を得るハンターとして裏社会で活動。13歳の頃に金を溜め、匿名で妹の治療費に。

自身の特性【悪感情を魔力に変換する】を自覚して以降、嫌われる行動を取ると同時に、妹に一切の被害が出ないように関係を断つ。そのため、妹には存在すら覚えられていない。

両親についてもよくわかっていない。

・その他

七咲真白が妹。

・セリフイメージ

「お前達、弱いし下がってろよ」「……死ね」

「知らん」「本気出してるぅ?」「1人の方がいいよ」


第二主人公 七咲真白(ななさきましろ)

・性別、年齢、身長

女、15、155

・容姿

琥珀色の目。白銀のロング。童顔。巨乳。

・所属

自衛隊特殊作戦群魔法士大隊 第三部隊【三曹】

・性格

真面目、正義感が強い、おっちょこちょい、

・能力

☆好感情を向けれる程魔力の量・質が高まる

→母親である精霊の性質。

⭐︎特性【白】

→訓練するなかて目覚める。内包する性質は【神聖】。敵と認識した者を滅し、味方を癒す。

⭐︎超回復

→精霊としての力。半霊半人なので半不死。

⭐︎属性魔法は5種使える。

・来歴

孤児院出身。兄・皓月に関する記憶は不自然に消えており、兄がいたという断片的な記憶しかない。(皓月の【白】の特性が無意識に作用し、記憶が消えた)

8歳の頃に病気の治療を受け、自衛隊幹部の養子になる。その影響もあり15歳で入隊。それまでは基礎訓練で身体を強くした。

入隊後は才能を発揮し期待の新人として注目を集める。

・その他

宮代皓月が兄。

・セリフイメージ

「やめてください」「私は、みんなのために!」「頑張りましょう!」「あぅ」


七咲玄(ななさきげん)(義父)

・性別、年齢、身長

男、54、174

・容姿

若々しく筋骨隆々。髭あり。鋭い目つき。

・所属

自衛隊1佐

・性格

温厚、冷徹

・能力

なし(魔法使えず)

・その他

真白の義父。妻の要望により養子にする。

真白と皓月の血縁関係を知りつつも、皓月の要望により、白絵には話していない。

・セリフイメージ

「そうかね?」「君のことは大好きさ」「年寄りには、年寄りにしかできないこともあるのものさ」「期待してるよ、若人諸君」


満屋佳奈(みつやかな)

性別、年齢、身長

女、15、165

・容姿

茶髪、三つ編みお下げ。巨乳。おっとりとした見た目。

・所属

自衛隊特殊作戦群魔法士大隊 第三部隊

・性格

臆病、やや依存癖あり。ママ気質あり。

・能力

水魔法を扱う。魔力量は平均よりやや上。近接戦を苦手とし、後方支援に向く。

・その他

真白と同じ孤児院出身で親友。入隊理由は、真白だけに任せて置けないのと、早く自立したかったから。引き取られてはおらず、孤児院からそのまま入隊。

・セリフイメージ

「ご、ごめんなさい」「まだですか〜?」「真白ちゃん、待ってぇ」「ひっ!?」


宮代皓夜(みやしろこうや)

・性別、年齢、身長

男、25(2000年)、176

・容姿

皓月に似ている。

・所属

なし

・性格

正義感が強い。

・能力

皓月と同等の魔力量。あらゆる魔法に対応する。(勇者)属性魔法を基本5種使える上に、光属性を扱える。

・その他

パラレルワールド(異世界)に召喚された勇者。魔王との死闘後、地球へ。皓月と真白を設けた後、皓月に戦い方を仕込んで、2000年、再び異世界へ。侵攻の時間稼ぎと、異世界の国を救うために。

・セリフイメージ

「君のために、僕は戦うよ」


白の精霊(ベル)

・性別、年齢、身長

女、不明、159(可変)

・容姿

白色の髪、琥珀の目。真白に似ている。

・所属

なし

・性格

悪戯好き、浮世絵離れしてる。

・能力

白(精霊の力)

・その他

皓夜と出会い、魔王と死闘後、地球へ。子供を産み、その後再び異世界へ(2000年)。

・セリフイメージ

「そ〜れ」「あはははっ」


第三部隊隊長 澤野太郎(さわのたろう)

・性別、年齢、身長

男、45、171

・容姿

眉毛が濃い。短髪。骨太。

・所属

自衛隊特殊作戦群魔法士大隊 第三部隊

・性格

厳格。熱血漢。

・能力

魔力量は低い。しかし魔力に寄らない戦闘能力、状況判断力、指揮能力に優れる。

・その他

 2000年、休暇中に大襲撃が発生し、少量ながら魔力を帯びる。現役自衛官の中では少なく、早い段階から魔法士大隊構想に関係。

 部下からの信頼は厚い。魔法士大隊は若者が多く、特別に厳しく接している。

 宮代晧月への印象は悪いと同時に、申し訳ないとも感じている。

・セリフイメージ

「部隊傾注!」「君も気をつけたまえよ」


ライター 紺藤風音(こんどうかざね)

・性別、年齢、身長

女、23、167

・容姿

黒髪ロング。オフィスカジュアル。気が強いので姿勢良し。胸は普通。

・所属

フリー。高校時代からブログを運営。

・性格

気が強い。好奇心旺盛。

・能力

魔力なし。

・その他

ヒロイン候補。

高校生の時に皓月に救われている。以降、皓月をはじめとした魔法士を取材することを志す。

・セリフイメージ

「皓月君、またそんなの食べてるの?」「私は、私の見た者を書くだけよ」「あなたが自由するなら、私も自由にさせてもらうわ」




◯物語構成


文庫ラノベ1巻で全何章想定か、各章毎に数百字の要約を記載。


だいたい1巻10~12万字ほどの文字数で描こうとしていること、2巻に繋げることを明確にして欲しいです。




・全4章構成(1章それぞれ4万文字)


プロローグ~1章(約4文字)

七咲真白が防衛任務の初陣に出る。しかし、現場に到着すると既に魔物が狩られている。七咲は民間で魔物狩りをする存在を知り、今回は有名ではあるが正体不明のハンターの仕業であり、嫌われていることを知る。この正体不明のハンターは宮代で、宮代は遅れてやってきた自衛隊の中に妹である七咲を発見する。

宮代は魔物の死体を仲介屋に売った後、ご飯を食べているとニュースの自衛隊特集に期待の新人として七咲が出ているのを見つける。

ニュースで魔法使いの周知と地位向上に努めた七咲は、後日初戦果を得る。これも大々的に宣伝され、七咲の名も広まる。

※宮代の魔物狩り、七咲の防衛任務、それぞれの日常を描く。

※宮代と七咲の兄弟関係は伏せておく。


2章(約4万文字)

宮代がいつものように魔物狩りをして自宅に帰ってくると、陸上自衛隊一佐である七咲の義父・七咲玄が部下を連れて待っていた。不法侵入に抗議しつつ話を聞くと、自衛隊への入隊要請だった。条件付きで協力体制を結ぶことになり、宮代は自衛隊の訓練に講師として招かれる。

宮代は険悪な関係となりつつも、指導は真面目にする。

暫くした後に、防衛任務を兼ねた実地訓練をする。そこで圧倒的な実力差を見せつつ、満屋が実戦レベルにないことを指摘。

同時に、宮代は魔物の行動に違和感を覚える。

※宮代は兄妹であることがバレないように、カラコンで目の色を誤魔化す。戦い方もいつもと少し変える。

※宮代と七咲、それぞれ親しい人とそうでない人への態度のギャップを描く。

※魔法や魔物の詳細な説明を盛り込む。


3章(約3.5万文字)

宮代は満屋を実戦レベルにする訓練を行う(妹の親友であるから)が、そこに心配だと七咲も参加してくる。基礎的なことから教えていくなかで交流していく。その中でそれぞれの出自について話すが、宮代だけは誤魔化す。

暫くして前回満屋が苦戦し実践レベルにないと判断されるきっかけとなった魔物と同種の討伐に行き、満屋は一人で撃破する。他に現れた魔物も部隊で殲滅する。しかしその直後宮代と、少し遅れて七咲が空間の揺らぎを察知し、魔物の大群が襲来する。


4章(約4万文字)

魔物大群の襲来する。一か所ではあるが2000年の大襲撃に匹敵する規模の魔物の群れ。宮代は「全力で戦うなら1人の方がいい。足手まといだ」という旨のことを言い放ち、自衛隊と別行動をする。自衛隊は防衛線を築く。

別行動を始めた宮代は戦線近くで中継をするテレビクルーを発見。宮代はこれからの大規模戦闘に備えて魔力を強化するために、わざと悪意ある言い方をテレビクルーに言い放ち、魔法で危険ではない場所まで移動させる。これが中継されており、宮代はテレビを見ていた人からもマイナス感情を向けられ、魔力を大強化することに成功する。

宮代と自衛隊それぞれで大部分の魔物を倒した頃、強力な個体が現れる。宮代は真っ先に倒しに向かうが、まだ民間人がおりかばいながらのため苦戦を強いられる。そこに部隊を離れた七咲がやって来る。七咲の要請で民間人の避難を自衛隊が受け持ち、宮代は七咲と共闘する。戦いの中で宮代の強さに驚愕する七咲はなぜか懐かしい感覚を覚える。そしてカラコンを外していた宮代の琥珀色の目を見て、自身と同じ色だと驚き、小さい頃の記憶がフラッシュバックする。

共闘の末、宮代の一撃によって個体の討伐を終えた後、2人きりになった戦場で七咲は宮代に「お兄ちゃん?」と問いかける。宮代は七咲の問いに驚きつつも涙を浮かべてしまい、誤魔化すように「誰にも言うな。後で」と言い残し残党狩りに向かった。残された七咲も自衛隊に合流し、そのまま防衛は終わる。

※兄弟関係への気が付きは、七咲と読者をシンクロさせたい。

※これでもかと悪役らしいふるまいをするが、読者視点では行動の理由が分かるように明示。


エピローグ(1万文字ないくらい)

大規模襲来から数日後、宮代が魔物の死体を売って家に帰ると、七咲親子が待っていた。そこで兄妹なのかということを詰め寄られ、あれこれと言い逃れをしようとするも、観念し認める。

※2巻への引きとして、魔物の出現頻度が上がっていることを出す。ここで正式な自衛隊入隊の勧誘を受けるも断る。また、宮代と七咲の関係もこれまでと同じ。2巻でぎこちない感じを描きたい。





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