第6話 「逃走」


ヤンデレって、怖いな。

ストーカー行為、殺害、監禁等、いろいろしてくる。

何でこんなことになったのだろう。嫉妬?俺何かやったのか?

理由は誰にもわからない。理由は俺の他に、生徒が殺され死んだからだ。

「...動画でも見るか。」

琉斗は大きく息をつき、動画を見ようとした。が、

スマホが全く使えない。何故かアプリが全て消されているのだ。

壁紙には、"だいすき"とかかれている部屋が壁紙らしい。

もう助けも呼べなくなっちまった。どうしよ。

...家!!家は!?

琉斗は一目散に家へ駆け出した。


家に入ってみると、柏が待ち構えていた。

柏は学ランで返り血がついている。

武器は...斧!?

生徒にナイフ刺さってたけど...何本もあったよな...?

柏は笑顔でこう言った。

「あ、来た?じゃあ、ちょっとご飯用意するね♪」

(ご飯?何かやばい料理がくるんじゃ...)

琉斗はブルブルと震えて部屋の隅に座り込んだ。

柏は誰かの遺体を持ち出した。

琉斗はもうみたくない!と思ってそぉーっと玄関の隅に座った。

ここならキッチンも見えない。と思って振り返った次の瞬間、



ブシャア


血がこっちへ流れ込んできた。この音は何回も響き渡る。

頭になんの料理が出てくるか想像するともう怖い怖い。

リビングにいたらとんでもないことになっただろう。

俺はこれからどうすればいいんだ...?







_19時。結局ご飯は食べられた。

というか「食べさせられてしまった」が正解かな?

柏はもう自分にものだと思い何でもできる自由人となってしまった。

ちなみにご飯は超グロく、目玉がトマト代わり、足がお肉、腕はお皿の周りに並べてあった。

もちろん骨は中にある。もうやだ。不味かった。

今、柏は風呂に入っている。

今が逃げるチャンスだ。

「窓から逃げよう。ドアだったら絶対逃げられないからな。」

そう言って俺は窓の前に立ち、バールで窓を割って飛び降りた。

これなら逃げれる。と思って偶然あった自転車で逃げた。

俺はお金を5000円ほど持っている。これなら公衆電話で警察と救助隊を呼べるだろう。

琉斗は街中へ逃走した。これなら見つかっても誰か警察を呼ぶだろう。

そう言って、街中にある公衆電話で止まった。



110?119?どっちを呼べばいいのだろう。

110は事件や事故。

119は消防か救急...

うーん...と悩んでいたその時。


ボオオオオオオオオン!!


学校で火事が起きた。周りはパニックになった。

琉斗は冷静になり、

「これなら119だな。」

と言って、119番に今まであった出来事と、火事のことを話した。




一方柏は、琉斗がいないことに気づき、次の計略を立てた。

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