第2話 「ヤンデレとは」
...俺、死ぬのかな。
俺は今、ヤンデレ柏に捕まえられ、部屋に閉じ込められている。
相手は凶器を持ち、邪魔物を殺していく。
誰か助けてくれないか?
誰でもいいから...って、俺、スマホ持ってるじゃないか。
ヤンデレについて調べてみるか。
ええっと?ヤンデレとは、キャラクターの形容語の1つ。「病んでる」と「デレ」の合成語であり、広義には、他のキャラクターに想いを寄せているが、その好意が強すぎるあまり、精神的に病んだ状態になることを指す。...か。
キャラクター用語...ゲームあるのか?
あった。マジかよ。
えっと?いろいろあるんだな。
うわっ、これ怖いな...
がたっ
まずい。来る。早く履歴を消して...よし!
「お待たせ~!ちょっと疲れたから帰ってきたよ」
柏は笑顔で言い、こっちに来た。
そして、怪しい表情を見せながらこう言った。
『ねえ、私のこと好き?』
ヤンデレは普通こんな感じでどんどん相手を好きになっていく。こりゃあまずい。
どう言い返したらいいだろう...
普通に言うか。
「ああ...」
琉斗は普通に言って、苦笑いをした。
柏はこの後、琉斗の顔に近づき、こう言った。
『じゃあ、みんなのことは?』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます