第96話 真実の愛と呼べるのか
澄んだ青空が、地上から遠く離れて広がる。清々しい秋の空は、今日という日を祝福しているようだ。
10月最後の休日。今日は王都で収穫祭が開かれる。街中は朝から大賑わいで、見物客も押し寄せていた。
王都の収穫祭は、国内随一の規模を持つ祭り。例年、多くの民が参加している。
当然のことながら、収穫祭自体は各地で開かれている。
しかし、王都の収穫祭は特別だ。各地の名産品が王都へ送られ、市場で振る舞われる。それだけでも盛り上がりそうなものだが、もう一つ大切なことがある。
王都の収穫祭は、国全体の実りにつき、女神へ感謝を捧げるもの。アシュベルク教が国教であるため、各地の催しに留まらず王都でも開かれるのだ。
国を挙げてのお祭りであり、女神へ感謝を捧げる大事な行事。
それを前に、人々が笑顔を見せる中、私は一人緊張を隠せずにいた。
「おや、随分と緊張しているようだね?」
声をかけてきたのはルーファスだ。テントの中を覗き込み、私の表情を確認している。
ここは、中央広場近くに建つ仮設テント。
これから始まる式典に向けて、ここで待機していたのだが。
「緊張するに決まっているでしょう……!」
今の私は、酷い緊張感に襲われていた。心臓は大きく脈打ち、胃が軋む。
これから始まる式典が、緊張の原因だ。
収穫祭では、まず式典が開かれ、その後に市場で様々な食べ物が振る舞われる。
女神様へ感謝を捧げる祭りゆえ、式典には多くの民が駆け付ける。平民だけでなく、貴族もだ。
もっと言えば、王族も特別席に顔を出す。大切な宗教行事である以上、当然といえる。
そんな大切な式典で、私は大役を担うこととなった。
民衆に神の教えを諭す、いわゆる説教を行うのである。前世では寺で行われる説法が馴染み深いが、要はその類だ。
聖女という肩書こそあるものの、こんな小娘が説教をするとは。人生分からないものだと遠い目をしてしまう。
例年通りなら、この祭りで説教を行うのは大神官だったのだが。
ルーファスの一言で、予定が大きく変わることとなった。
「まあまあ、大丈夫さ。それほど心配しなくても、君なら上手くやれるよ。民の心に響く説教も、君の真実を知らしめることもね」
「努力はするけれど……」
連日巷を騒がせている記事。それにどう対応するかを考えていたときのこと。
ルーファスがおもむろに提案したのだ。「収穫祭で行う説教の場を利用すればいい」と。
民の誤解を解くのなら、皆が集まる場で真実を語るのが一番だ。そう告げる彼に、同席していたソフィーとシアが頷いた。収穫祭ならば多くの民が一堂に会する。これほど効率の良い場はない、と。
しかし、私はそれに頷けなかった。二つほど疑問があったためだ。
一つは、大切な式典に、私情で立つことが許されるのかということ。
これについては、説教に留まる範囲ならかまわないと判断された。
説教を説くにも、話者の意思は介在する。どの教えを説くか決める時点で、多少なりとも当人の意思が関わるのだ。それを排するとあれば、説教自体が行えなくなる。
そのため、教えを説くという目的に沿うものならば、多少私事が含まれようと黙認されるとか。
そもそも、他者の意図など明言しない限り分からない。上手くやれの一言で切り捨てられた。
また、もう一つの疑問は、私のような小娘の説教でいいのかという点だ。
説教については、大神官の方が余程上手く行える。なんといっても、経験が桁違いだ。そのような人を差し置いて、私が立っていいものか。
そう問いかけた疑問も、あっさりと解決してしまったのだが。
現時点で、教会の顔と認識されているのは、聖女である私だ。
ならば、民が聞きたいのは私の言葉だろうという、シンプルな意見があがった。シアたちの意見に、ぐうの音も出なかった。
とはいえ、私もそう簡単に諦めるわけにはいかない。
国の一大行事。私たちで勝手に決めるべきではないだろうと言い訳しつつ、わずかな望みをかけて大神官へ確認した。
返ってきた手紙には、驚くほど好意的な言葉が綴られていた。いくらでも相談にのるとまで言われ、全力で応援される始末。
かくして、私の退路は断たれたのである。荷が重すぎて、胃が痛い。
「全く、君はあまり俺の意見を信用していないらしい」
「いや、そういうわけではないけれど……」
肩を竦めるルーファスに、私は言葉を詰まらせる。
彼を信用していないのではない。単に、気後れしているだけだ。
「こんな大舞台が初めての説教だなんて……上手くできればいいけれど」
「大丈夫だよ。ひと月近く、内容を考えてきたのだろう?」
柔らかな笑みを浮かべる彼に、頷き返す。
彼の言うとおり、ひと月ほど内容を練っていた。大神官と何度も手紙のやり取りをし、何度も書き直した。
本当は、大神官に台本を書いてもらうのが一番いい出来になっただろう。
けれど、それだけはしたくなかった。今回、私が説教をするのは純粋な理由だけではない。事実無根な記事を撤回したいという、ごく個人的な願いも含まれている。
そんな理由で立つ私が、これ以上の不義理は重ねられない。
例え褒められた理由でなくとも、民にとって価値のある話となるように。彼らが心待ちにしてきた収穫祭に、泥を塗るわけにはいかなかった。
あの星空の下、自身に誓ったのだ。聖女らしい清廉な身の上でなくとも、役目は果たしてみせると。
その誓いを破るわけにはいかない。その一心で、来る日も来る日も、ペンを握った。
「君の努力を俺たちは知っている。君は胸を張って、民の前に立てばいい」
彼の大きな手が、私の髪を梳く。優しい手つきに、私は静かに瞼を閉じた。
大丈夫。やれるだけのことはやったのだから。そう自身を鼓舞して、ゆっくりと瞼を開ける。
「ありがとう。もう、大丈夫」
そう告げると、彼はじっと私の顔を見る。その後、穏やかに笑みを浮かべた。
「うん、大丈夫そうだね。もうすっかり、いつもの君だ」
実に頼もしい。そう言って彼は優しく笑う。
そんな姿に、私もつられて笑みを浮かべた。
「聖女様、そろそろ」
控えていた騎士から声がかかる。それに返事をして、一歩足を踏み出した。
私自身のため。そして、集まってくれた民のために。全力を尽くそう。
壇上へ向かう私を鼓舞するように、純白のマントが風に靡いた。
「それでは、聖女シャーロット・ベハティ・アクランド様より、お言葉をいただきます」
司会者の言葉に、私は壇上へ上がる。
中央広場に作られた小さな舞台。演説台が置かれたそこに、私は足を踏み入れた。
舞台からは、中央広場が隅々まで見渡せた。溢れかえるほどに、人々が集まっているのが分かる。
混乱を避けるため、広場はエリア分けがされていた。
演説台から近い順に、高位貴族、下位貴族と席が設けられている。
そして、下位貴族の席から数メートル離れたところが、平民のエリアだ。彼らは立ったまま、私の話を待っている。
これほど多くの人が集まってくれたのだ。
彼らの期待に沿えますように。そう祈りながら、私は息を吸い込んだ。
「天高く、澄んだ青空が広がる良き日。皆様と実り多き秋を迎えられたこと、心より嬉しく思います」
私の声が、風属性の魔術により広場中へ運ばれる。
それを感じながら、私は視線を動かした。人々の様子を確認するためだ。視界の端には、王族の姿も映っている。
「この美しい空に、相応しい話をいたしましょう」
話し始めたからか、次第に緊張も和らいできた。私は軽く息を吐き、言葉を続けた。
「『乾いた大地、命の息吹が感じられぬ場所。そこに、神は祝福をなされた。たちまち大地は産声を上げ、弱き人の子らをその腕に抱く』
……全ては、神の御業から始まりました。愛情深い、女神様の御心によるもの。
我らは女神様の導きを受け、この地に根を張ったのです」
神の教え、その始まりの一節。我が国の民であれば、誰もが知っている建国のお話。
私の声に、皆耳を傾けていた。出だしは上々のようだ。
「女神様の慈愛を受け、私たちは今日という日を迎えることができました。収穫祭を催せるのも、女神様の慈愛あってのこと。
建国時から今日まで見守ってくださった女神様に、深い感謝を覚えます」
そこで一度言葉を切り、私は遠くに見える民を見据える。ここからが、彼らに聞いて欲しいことだ。
「女神様の愛は、この空のように美しく、広大なもの。我ら人の子を慈しむ、
この愛に、他者を傷つける要素は何一つありませんでした」
迷える人の子を受け入れ、祝福を授けた。この地で生きていけるようにと。
それは、どこまでも温かな愛といえる。
「私は、女神様が我らに与えてくださった愛こそ、真実の愛と考えております。
他者を受け入れ、手を差し伸べること。それは、深い愛の現れと言えましょう。女神様の愛は、天空の如き広さと、澄んだ美しさを持つものでした。
そしてそれは、決して誰かを傷つけることはなく、ただ温かく我らを包み込んでいます」
真っ直ぐに他者を思い、受け止める。誰一人傷つけることなく、与え続ける。
その高尚な在り方は、理想的な愛の形だろう。真実の愛と呼べるものがあるのなら、この愛に違いない。
私がそう語ると、民の間に動揺が走る。彼らは周囲の者と顔を見合わせていた。私の言わんとすることを察し始めたのか。
「人の子が女神様のような視座を持てるかは分かりません。
けれど、目指すことはできる。そう心掛けることこそ、必要だと思っております。
女神様が我らに与えた愛こそ、真実の愛。天空の如き広大さと、誰をも傷つけぬ美しき思い。
私は、それを目指しこそすれ、誰かを傷つけることは望みません。誰かを傷つけて手に入れる愛を、真実の愛とは呼べぬのです」
遠くに立つ民を見据える。どうか、届いて欲しい。人を切り捨てることで掴める愛なぞ、私は望んでいないのだと。
「愛とは、他者を思い慈しむ心。決して、誰かを傷つけるための免罪符ではありません」
民は、殿下とブリジット嬢が互いに思い合っていることを知らない。だからこそ、あのような眉唾物の記事が広まった。
殿下が真実の愛を謳う相手、それが私だと信じてしまったのだ。
民の事情を知ってなお、私は語らざるを得ない。
誤解によるものだとしても、民がブリジット嬢を切り捨てていいと断じたのは事実だ。
それこそが、真実の愛を叶える正しい手段だと信じている。
だからこそ、語らねばなるまい。誰かを犠牲にする愛。それを真実の愛と呼んでいいのかと。愛の形として正しいかではなく、
現実は、往々にして厳しいものだ。ときには、儘ならぬ愛もあるだろう。誰かが傷つくこともあるかもしれない。
しかし、それで手に入れるものを真実の愛と呼び、迎合するのは違う。
愛という言葉は、免罪符ではない。都合のいい武器でもない。他者を傷つける行為を、耳当たりの良い言葉で正当化してはならない。
「此度、神より賜った恵みを思い出してください。多くの作物が実り、こうして祝いの場を設けることができた。
それは、女神様の慈愛の形であり、また、皆様一人一人が紡いだ愛の結果でもある」
そう言うと、民の騒めきが消える。何を語るのかと、固唾をのんで聞いているようだ。
「作物を育てるのは、決して容易なことではありません。一人きりで育てられるほど、楽な作業ではないでしょう。誰かと協力し、育て上げたはずです。
愛する人と、愛する家族と。はたまた、友愛を交わした隣人と。誰かと手を携え、育まれた恵みです」
人は一人では生きられない。農業に限らず、どんなことでも。間接的であろうとも、どこかの誰かに助けられながら生きているのだ。
「先日、ベント子爵領は大変な困難に見舞われました。
けれど、彼らは決して一人ではなかった。苦境に合いながらも、一人一人が手を取り合って今日を迎えています」
自身が苦境に立たされてもなお、誰かの手を取る。
そこには、紛れもない愛があったはずだ。友愛であれ、慈愛であれ、なんらかの他者を思う心があった。
女神様のような大きな愛は持てずとも、ただ純粋に、誰かを思い手を差し伸べることはできる。その証だ。
「他者を思う心が、ベント子爵領を繋いでいた。それが無ければ、あの地は無惨な結末を迎えたことでしょう。
ですが、そうはならなかった。他者を思い手を伸ばせる心が、よき未来を作ったのです。
そしてそれは、あの地にのみ存在するわけではありません。育てられた作物からも分かるでしょう。私たちの周囲には美しき愛があり、日々の営みはその愛に支えられている」
世界には、誰かを思う愛が散りばめられている。夜空に浮かぶ星々のように。
その愛に支えられ、人の営みは続くのだ。
「我ら人が持つ愛は、女神様ほど広大なものではないかもしれません。
けれど、たしかな愛を抱けるのです。誰も傷つけず、幸福を手にできる。それだけの愛を持ち合わせています」
どうか伝わって欲しい。誰かを排斥して、得られる愛など必要ないと。
もっと穏やかで、平穏な愛がある。そしてそれは、何よりも尊いものだ。
無償の愛が、一つ一つは小さなそれが、日々の営みを支えるほどの力を持つ。
「真実の愛とは、女神様が与えてくださった愛。純粋に誰かを慈しみ、思いやる心。女神様には及ばずとも、我らとて抱けるものです。
どうか、それを忘れずに。誰かを傷つけることで得られるものを、真実の愛と呼ばないでください。
本当にそう呼ぶべきものは、皆さんのすぐ傍にあるのですから」
無償で手を差し伸べてくれる家族や隣人、最愛の人。それらの愛情にこそ、深く感謝をしてほしい。
物語のような恋愛話に、心を躍らせることもあるかもしれない。
だが、それが真実の愛と呼べるかは別問題だ。純粋な美しい愛は、常に自らの傍にある。
「今一度それを胸に留め、真実の愛を与えてくださった女神様へ、感謝の祈りを捧げましょう」
ゆっくりと両の手を組み、祈りを捧げるよう促す。私の言葉に従い、皆が一斉に頭を垂れた。
「今日という良き日を迎えられたこと。建国より変わらぬ真なる愛を与えてくださる女神様へ、感謝いたします」
――どうか、今ある幸福を皆が大切にできますように
そう心の中で呟き、祈りを捧げた。
「……え?」
瞼を閉じ、祈りを捧げていたときのこと。周囲から驚きの声が上がる。
警備にあたる騎士だろうか。彼らは職務上目を瞑ることは許されていない。何か異変に気付いたのかもしれない。
「聖女様……」
唖然とこぼれた声は、私を示すものだった。何が起きているのかと、静かに目を開ける。
視線の先には、驚いたようにこちらを見る人々の姿があった。
しかし、私自身に可笑しなところはない。身体に違和感もない。
皆の反応を見る辺り、何かは起きているのだろうが。パッと見たところ異変は見当たらない。
悲鳴が聞こえたわけでもなし。特段危険もなさそうだ。このまま終わらせてしまおう。
こちらを見る人々に、最後の挨拶として微笑みかける。
そのときだった。
爆発的な歓声が広場を震わせた。その声はたしかな熱を帯びている。「聖女様!」「聖女様万歳!」と高らかに謳う声が鼓膜を揺らした。
内心驚くも、感情を押し殺す。今は聖女として立つ身。凛とした姿を見せねばと、微笑みを維持した。
近くに立つ騎士へ目配せをし、ゆっくりと舞台から降りる。
そのままテントへ向けて歩き始めるも、聖女を讃える声は弱まることなく続いている。
正直、わけがわからない。目的は達成できたようだが、この熱狂ぶりは何なのか。自身の想像を超える展開に、脳が混乱している。
誰かに問いかけることもできず、微笑みを維持するのが精一杯だった。
「お疲れさま。随分上手くやったじゃないか」
「ルーファス」
テント近くまで行くと、ルーファスが待っていた。その顔には、晴れやかな笑みが浮かんでいる。
彼はどこか眩しそうに目を細めると、さすがだねと呟いた。
「上手くいったのは良かったけれど……ここまでの反応があるとは思わなかったわ」
「素晴らしい話だったし当然さ。とはいえ、君のそれは予想外だったけれどね」
「……それ?」
ぱちりと目を瞬き、首を傾げる。それ、とは一体何なのか。民が熱狂した理由に繋がるものか。
無言のまま続きを促すと、ルーファスは驚いたように目を丸めた。
「気づいていないのかい?」
「気づく?」
一体何を。そうこぼす私を見て、ルーファスは納得したように頷いた。
「気づいていないみたいだから言うけれど……君、光っているよ」
「は?」
「宗教画でいう後光、ってやつかな。鏡があるわけでもないし、君が分からないのも無理はない」
君が振り返っても、光も動くだろうしね。そう言って一人納得する彼をよそに、私は混乱の渦に落とされる。
後光? 後光ってなんです? 私人間辞めた覚えありませんが? 混乱する脳裏に過ぎるのは、修学旅行の記憶。光を受ける大仏の姿が、思い出された。
おそらく、後光とやらは女神様の起こした奇跡だろう。それならば、異変を感じなかったのも無理はない。祈信術を使う者は、日々そのお力に触れるため、察知しづらいのだ。
……というか、先程ルーファスが目を細めたのは、物理的に眩しかったからか。何とも複雑な気分だ。
「君が祈りを捧げると同時に、後光が差したんだ。民が大騒ぎするのも当然だね。
良かったじゃないか。聖女の威光を示すことができて」
「物理的過ぎるのでは?」
引き攣った笑みを浮かべる私に、彼はにこにこと笑う。温度差が酷い。
「きっとまた君の記事が載るね。『神に愛された聖女、聴衆を前に奇跡を起こす!』とか」
「勘弁して……」
もう記事はうんざりだ。そんな気分で項垂れると、彼はくすりと笑った。
「そう言わずに。元より、あの噂を否定するつもりだったんだ。再び記事に載るのは覚悟の上だろう?
この場だけでなく、修正記事により広く真実が周知される。今回の策は、無事成功さ」
まあ、ちょっと変わった記事になりそうだが! そう言って楽しげに笑う彼に、私は頭を抱える。
ちょっとどころの変化ではない。以前の記事が誤りだと撤回できれば良かったのに。想定外の記事で可笑しな盛り上がりを見せそうだ。
「ふふ、次の記事が楽しみだね? 奇跡の聖女様?」
「やめてください!!」
ルーファスの言葉に、私は嘆きの声を上げる。楽しげに笑うルーファスの声は、広場から聞こえる熱狂にかき消された。
聖女を讃える声は、未だ止まない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます