第82話 星のような微笑みに


 燃えていく。数時間前には穏やかな営みが育まれていたはずの場所。今はもう、見る影もなかった。

 轟々と上がる炎は、民家を燃やし、勢いを増していく。中に倒れ伏す人を救い出す余裕はなかった。仮に炎の海から出せたとしても、生きているとは思えないが。


 歯がゆさに唇を噛み締める。いつ次の被害が出るかは分からない、そう考えてはいたけれど。これほど早く襲撃が来るなど思わなかった。ヘレンから話を聞いた時点で、森に向かっていれば違ったのだろうか。


 そんな思考が頭を掠め、慌てて振り払う。それでは駄目だ。そう判断したから、あれこれと策を検討していたのではないか。

 命を無駄にするわけにはいかない。私の命も、騎士たちの命も。問題を知ったからといって、突っ走るのはただの無謀だ。騎士たちの命を背負う身で、そんな愚かな真似はできない。


 結果として、襲撃は起きてしまったけれど。それまでの考え全てを否定するわけにはいかない。

 その上でまず、この惨状をどうにかしなければ。


 前を見据える。自警団のもとへ行くには、このイグニールを倒さなければならない。イグニールが彼らの方へ向かってしまえば、自警団たちは魔獣に挟撃されることになる。彼らは他の魔獣と交戦中なのだ。後方からイグニールに攻められれば、ひとたまりもないだろう。


 「みんな、絶対にイグニールを自警団のもとへ行かせないで。私たちで確実に倒しきるわよ」


 私の言葉に、全員が頷いた。同行していた騎士たちは私たちの前へと躍り出る。騎士2名が最前線に、オーウェンとルーファスが二列目、最後列に私とデイジーが並ぶ。正確に言えば、デイジーは私の斜め後ろだ。万が一後方から攻撃が来ても、私を守れるようにという配慮だろう。


 「《時は流転する――我らに守護と追い風を与えたまえ》」


 二色の魔術陣を展開し、素早く味方を強化する。防御力を高め、素早さを上げる魔術だ。万全とは言えないが、できる限りの準備はしておくべきだろう。以前とは状況が異なるが、相手は一度苦戦させられたイグニールだ。慎重を期す必要がある。


 全員に術がかかっているのを確認し、再びイグニールへ意識を向ける。

 そこで、イグニールがじっとこちらを見ているのに気がついた。単に獲物を見定めているという視線ではない。言葉で表現するのは難しいが、先ほどのような獰猛な目ではなくなっていた。


 家を燃やし、人の血を付着させた獣。血に酔っているかのような瞳をしていたのに、今はわずかばかり落ち着きがある。


 なぜ、そう問いたくなったものの、思考を振り払う。今必要なのは、イグニールをいち早く倒すことだ。間違っても、それ以外に気をとられるわけにはいかない。


 「それでは、片付けるとしようか」


 ルーファスはそうこぼすと、魔術陣を展開する。それと同時に、騎士たちが剣を抜いて走り出した。詠唱時間を稼ぐためだろう。あの巨体で突進されれば、詠唱を中断せざるを得ない。彼らが前に出てくれることで、私たちも安心して魔術に専念できる。


 「《放て、アイスニードル》」


 氷で作られた10本ほどの針が飛んでいく。イグニールは騎士たちに気をとられ、その針を交わすことができず直撃した。

 オリエンテーションで戦った際は、学園内のため武器を持つ者がいなかった。今はその縛りもなく、前衛が十分に機能している。以前のように魔術のみで戦う必要がないため、いくらか戦いやすくなるだろう。


 とはいえ、気を抜くことはできない。再び魔術陣を展開し、頭の中で策を練る。

 何よりも優先すべきは、イグニールをここに食い止めること。決して自警団の方に行かせてはならない。それならば、身体の自由を奪うのが手っ取り早い。

 

 「《肥沃なる大地よ、我が敵を捕らえたまえ! アースチェイン》」


 足元の魔術陣がひと際強く光を放つ。黄色い光を放つと同時に、土で出来た鎖がイグニールの足を絡み取る。このままわずかでも抑えられれば。その願いは悲しく砕け散ることになった。


 「グォオアアアアアッ!」

 「なっ!?」


 自身へ巻き付く鎖に不快そうな声を上げると、すぐ側に迫っていた騎士の剣を掴む。驚く騎士を歯牙にもかけず、反対の腕でその身体を吹き飛ばした。剣が掴まれるというイレギュラーに、騎士に一瞬の隙が出来たのだろう。相手はそれを見逃してはくれなかった。


 吹き飛ばされた騎士は、通りを挟んだ反対側の家へと激突する。当たり所が悪かったのか、身体を動かす素振りはない。

 気絶したのか、それとも負傷ゆえに動けないのかは定かでないが、状況は芳しくない。防御力を上げるよう術をかけていたため、それほど大事にはならないと思いたいが。駆け寄ることもできぬ今は、ただ無事を願うのみだ。


 「オーウェン!」

 「お任せを!」


 飛ばされた騎士の穴を埋めるため、オーウェンに声をかける。彼も既に察していたようだ。すぐに返事を返すと、剣を抜きイグニールへと向かっていく。


 イグニールは既に鎖から逃れていた。自身の怪力を持って破壊したらしい。強化の術を重ねておくべきだったと思うも、今となっては無駄な嘆きだ。


 呼吸を整え、自身にできることを考える。次に私がとれる策は何か。大量の槍を射出できればよかったが、それは到底とれる手法ではない。

 ここは市街地。民家を不必要に壊したくはないし、まだ逃げ遅れた民がいるかもしれない。避難状況が分からない以上、街中で下手に大技を出すわけにもいかなかった。流れ玉で負傷する可能性がある。


 「《秒針を早め、我が敵を撃ち抜け! アースバレット》」


 イグニールへの目くらましも兼ねて、六発の弾丸を放つ。前衛の助けになればと放った弾丸は、十分に仕事をしてくれたようだ。無事イグニールの注意を引くことができ、オーウェンと騎士への警戒がそぞろになった。


 そこを見逃す彼らではない。まずは騎士が一撃、続いてオーウェンが風を纏った斬撃を放った。剣の勢いと共に吹き付ける風に、イグニールが姿勢を崩す。吹き飛ばされるほどではないものの、相応の衝撃があったようだ。


 「《美しき氷の矛よ、我が敵を貫け! アイシクル》」


 たたらを踏むイグニールへ、ルーファスが追い打ちをかける。宙に出現した大きな氷柱が重力に従い、標的へ落ちる。獣の本能だろうか。イグニールは咄嗟に身じろぎし、頭上から突き刺さることは避けた。


 一方で、全てを避けることはできず、左肩から地面へ貫くように氷柱が突き刺さった。相当な衝撃があったのだろう。氷柱が突き刺さったまま、イグニールはゆっくりとうつ伏せに倒れ込む。まるでスローモーションの映像を見ているかのように、その姿が私の目に焼き付いた。


 それと同時に、イグニールの身体から血しぶきが上がる。大量の出血に、周囲へ血が飛んでいくのが見えた。私にも届くかと思ったそれは、頼もしい背によって庇われた。


 「無事かい? ……良かった、血は被らずに済んだようだね」


 ルーファスはこちらへ振り返ると、穏やかに微笑んでそう言った。美しいその顔には紅い花が咲いている。イグニールの返り血だ。


 「私は大丈夫。ありが、」


 そこまでこぼすと、不意に悪寒が走るのを感じた。反射的に魔術陣を二つ展開する。敵は倒れたはずなのに、なぜ。

 視線を前に向けると、うつ伏せに倒れたはずのイグニールがわずかに顔を上げていた。その視線は、真っすぐに私へと向けられている。敵意でもなければ憎悪でもない。獲物を狙う瞳でもない。

 けれど、これは無視してはいけないものだと本能が警告を発する。


 「《流転せよ! 守護のヴェールを我らに》!」

 

 桜色と白い光が交錯する。瞬時に展開された魔術は、私たちを覆うように包み込んだ。

 その瞬間だ。


 酷い爆音が響き渡り、目の前に炎の柱が上がる。轟々と燃え上がる柱は、真っすぐに空へと伸びていた。燃やされた家の火力とは異なる、高密度な炎。

 何が起きているのか分からない。けれど、これだけは分かる。こんなことは、と。


 「聖女様! ご無事ですか!?」


 オーウェンと騎士がこちらへ駆けてくる。私はそれに首肯して、二人をじっと見つめた。大きな怪我はなく、爆発に巻き込まれた様子もない。守り切れたようだ。


 「ありがとうございます、聖女様。お守りいただいて」

 「自分からも感謝を。爆発に巻き込まれずに済みました」

 「こちらこそ、ありがとう。あなたたちが前で戦ってくれたおかげで、私も怪我をせずに済んだわ」


 そう言うと、二人は穏やかに微笑んだ。

 それも束の間、全員の表情が一瞬にして切り替わる。突然の爆発に、意識が集中しているからだ。


 燃え上がる炎の柱を見つめる。幸いにして、周囲への延焼はないようだ。宙に向かって伸びているからだろう。すぐ隣の家は未だ燃え続けているけれど、これは今の爆発によるものではない。一先ず延焼の心配はなさそうだと安堵の息を吐く。


 本来であれば、自警団たちへ助力に向かいたいところ。目の前に火柱さえなければ動けるのだが。同じことを考えていたのだろうか。ルーファスが魔術陣を展開する。

 水を操り、炎の柱へと叩きつける。いち早く消火するためだ。とはいえ、勢いよく燃え上がる炎を消すのは簡単ではない。ルーファスは魔力をかき集めながら、勢いよく水を放出する。


 周囲に白い煙が立ち込めた。しばらくすれば炎が収まるだろう。彼の表情を見る限り、無理をしているようには見えない。消火前に魔力切れになることもなさそうだ。今も放出直後と寸分違わぬ量の水を放ち続けている。


 それを見ながら、私はゆっくりと息を吐く。この煙が晴れたとき、痛ましいものを見るのだろうと覚悟して。


 煙が弱まっていき、炎が見る影もなくなった頃。ルーファスが魔術を停止した。未だわずかばかりの煙が漂っているものの、炎が視界を覆うことはない。

 消火された場所には、真っ黒に焼け焦げた遺体が横たわっている。言うまでもない、イグニールのものだ。


 「……どうして、」


 不意に落ちた言葉に、はっと口を噤む。今この場で考えるべきことではない。まずは、自警団の助力に行くことが先決だ。そう思考を切り替えて、街の入口へ視線を向ける。剣を振るう彼らの背中が見えた。


 「行きましょう、人命救助が最優先よ」


 そう告げる私に、彼らが頷く。互いに視線を交わし合うと、足を踏み出した。

 走り出した先には、街を、民を守るため、命を賭している者たちがいる。


 「カイル!」

 「聖女様!」


 よくご無事で! そう言うカイルの表情はひっ迫している。状況が悪いのだろう。

 それも当然か。街の入口には、軽く30匹ほどの魔獣が群れをなしていた。既に倒した魔獣も含めれば、50匹はいたのではないか。イグニールのような巨体はいないようだが、その分瞬発力に優る獣ばかりだ。群れで襲撃してきた以上、油断はできない。


 自警団や騎士の面々が、街の入口を封鎖するように隊列を組んでいる。そのおかげで魔獣たちは中に入れないようだが、人の壁がいつまでも保てるとは限らない。早く決着をつけなければ。


 「一気に終わらせましょう」


 街へ入ろうとする魔獣を一瞥する。狼型の魔獣、ニーヴウルフだ。下手に長引かせると厄介になる。

 ニーヴウルフの牙は毒を持っていて、噛まれると解毒が必要なのだ。解毒自体は祈信術を使うことで可能だが、被害が出ずに済むならその方がいい。毒が全身に回ると大変なことになる。


 魔術陣を展開する。時属性と地属性の同時展開だ。桜色と黄色の魔術陣が、私の足元を明るく照らす。意識を集中させ、真っすぐにニーヴウルフへ視線を送った。視線の先には、耳をピンと立たせたニーヴウルフたちの姿がある。


 「《時は進む。我らを育む大地よ、仇なす者に裁きを与えたまえ》」


 魔力の高まりを感じ、しっかりと固定する。無駄撃ちはしない。相手は俊敏さが武器の魔獣だ。確実に仕留められるように、槍を射出しきるまで集中を切らしてはならない。

 ニーヴウルフたちがいるのは街の外。周囲に建物はなく、巻き込まれる人もいない。遠慮なく放つことができる環境のうちに、片付けてしまおう。


 「《――グラウンドファランクス》!」


 放たれた土の矢は、風を切りニーヴウルフへ向かう。彼らが逃げることのないようにと、最後の一射まで神経を尖らせた。

 ずぶり、と貫いていく槍に、血しぶきが舞う。宙に血の雨が降る。びしゃりと音を立て、地面に赤い花が咲いた。

 鋭い槍によって、ニーヴウルフたちは地面に縫い付けられていた。倒れ伏すほとんどのニーヴウルフが絶命している。


 全て絶命していれば、違ったのだろうか。


 「っ! 総員退避せよ!!」


 私は懸命に声を張り上げる。先ほど感じた悪寒、それと同等のものを察知したからだ。

 今の術に神経を使ったために、すぐに魔術を展開するのは難しい。防御するだけでは時間が足りず、時属性魔術を同時使用するには集中力が足りない。試せば二割ほどの確立で間に合うかもしれないが、そんなものに人の命は賭けられない。確実に守れる方法は、自分の足で逃げてもらうことだ。


 私の言葉に、弾かれたように全員がその場を離脱する。街中へ逃げ込む彼らに安堵の息を吐くと、身体が宙を浮いた。


 「ルーファス!?」

 「君も逃げなければならないだろう!? 文句は言わないでくれよ!」


 ルーファスは両腕で私を抱えると、勢いよく地面を蹴る。一歩でも遠くへ、その一心でひた走る彼の表情を見つめる。どうか間に合ってくれと私は心の中で強く願った。


 後方で激しい爆発音が鳴る。まだそう遠くまで逃げられなかった私たちに、爆風が迫りくる。熱さと砂が身体を襲った。

 突如感じる浮遊感に、私は瞼をぎゅっと閉じる。飛ばされる、それが分かり、痛みに備えるよう目を閉じた。


 それと時を同じくして、私の身体が強く抱きしめられる。ルーファスだ。私に怪我をさせないようにと抱え込んでいるらしい。


 「……馬鹿だなぁ……」


 本当は、守られるべきはあなたも同じなのに。少なくとも、誰かを身を挺して庇う必要なんてない人間だ。爆風に晒されて、背中に炎の熱さを感じてまで、誰かを守る必要なんてないのに。


 それでも、守ってくれるというのなら。私ばかり諦めてもいられないだろう。走馬灯のように駆け抜ける思考の中、私は魔力を放出する。

 特別なことはいらない。術式も必要ない。ただ、少しでも怪我をしなくて済むように。


 地面へと落ちるその瞬間、魔力は私の意思に応えてくれた。


 「……! い、たくない、?」


 背中から地面に落ちたルーファスが、驚いたように目を開ける。想像していた衝撃が無かったからだろう。必死の形相は既になく、きょとんと目を丸めている。


 ぐっと上体を起こし、彼を見下ろす。あどけない表情を浮かべる彼に、小さく笑みをこぼした。何とか間に合ったようだと安堵の息を吐く。


 「地面が柔らかい……これは、君が?」


 道は土で固められていたが、彼の下にある地面は耕したばかりのように柔らかくなっている。それに彼は不思議そうにこちらへ視線を向けた。


 これは、私が初めて魔術を使ったときに起こした現象だった。薔薇園で転びそうになった私が、痛いのは嫌だと願った結果。

 あの場所はレンガが敷き詰められていたけれど、ここはただの土の道。あの場所よりも遥かに楽な魔力行使で済んだ。


 「ええ、少しでもダメージを軽減できればと思ってね」


 痛いところはない? そう声をかけると、彼はゆっくりと微笑んだ。大丈夫、笑って答える彼の表情に違和感はない。嘘をついているわけではないらしい。


 間に合って良かった、滲みそうになる涙をぐっと堪える。逃げ切れるかという焦り、爆風に煽られ浮遊する身体、負傷する恐れ。無事だと分かった今になって、一気に感情が押し寄せた。涙をこぼさぬようにと噛み締めた唇に、そっと節くれだった指が触れる。


 「大丈夫。君のおかげで俺は無事だ。ありがとう」


 助かった。そう言う彼に、堪えきれず涙が滑り落ちる。

 お礼を言うのは私だ。彼が抱えて逃げてくれなければ、私は逃げ遅れたかもしれない。爆発そのものに巻き込まれることはなくても、風に煽られて怪我をしていただろう。

 感謝をすべきは、私なのに。彼はそれでも、自分が助けられたことに感謝するのだ。


 「ははっ、君は案外泣き虫だな」


 彼の人差し指が私の目元を拭う。涙を見られるのは二回目だ。あの美しい星空の下、諭された日。そして、今だ。


 「……あなたが無事でよかった」


 自分を守ったせいで負傷したなど認められるはずがない。彼が王族であるというだけではなく、自分を守ったゆえの負傷は苦しいものがある。


 聖女という守られる立場ではあるけれど、誰かに傷ついてほしいだなんて思えない。できることなら、全員無傷で終わりたいのだ。それが無理だと分かっていても、願うことは自由だろう。


 戦いなど関係ない世界にいた、かつての私が悲鳴をあげる。

 この世界で生まれ、育ってきた。誰も傷つかないなんて夢物語だと既に分かっている。

 それでも、負傷が当たり前とは思えない。思いたくもない。今回のように私を守るためならなおさらだ。


 「君には敵わないな」


 ルーファスが眉を下げて笑う。敵わない、なんて。私の方がそう思っているのに。彼はそんなこと知りもせず笑うのだ。


 「君が無事で良かった。本当に、そう思うよ」


 地面にミルクティーブラウンの髪が流れる。さらりとした髪は、星々の光を受けて淡く光っていた。まるで天の川のような美しさに、私は一瞬息を止める。

 この色が偽物だと知っているけれど。今この瞬間の美しさは本物だと思うのだ。


 「助けてくれてありがとう、ルーファス」

 「こちらこそ。助けてくれて……守らせてくれてありがとう」


 見下ろした彼の顔は、達成感に満ちた美しい笑みを浮かべている。涙に歪む視界の中、その笑みが星のように輝いて見えた。


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