選択肢を変えることが出来たのなら

オレハ・ショウ

第1話希望を胸に

12月に生まれ16回目の春を迎えた。

皆さんは、思ったことはないだろうか、新しい学校、新しい環境になれば、自分は変われると。

自分はそう思っていた

これは、定時制高校に入学した元不登校の3年間の青春の話だ。


入学式が終わり自分のクラスに戻った後、一通りの自己紹介が終わり、休憩時間になった今、俺は窮地に立たされていた。

周りでは次々とグループが形成され、友達を作っている中、俺は机に突っ伏していた。

あれ?おかしい?俺の脳内シミュレーションでは、隣の席の爽やかなイケメンが俺に話しかけてきて、気が合うとかで親友になり、高校3年間めっちゃリア充みたいに楽しむことになっていたのに。

やばいやばいどうしたら良い?俺も話しかけに行くべきか?いやでも、俺にそんなコミュ力は無い。

自信を持って言える!。

なんて、話しかければ良いんだ「今日からよろしく名前はなんていうの?」とか「後で昼飯一緒に食わない?」みたいなことを言えば良いのか?いや、いきなりタメ口はなしか?馴れ馴れしいかな?

そんなことを考えてると、チャイムが鳴り休憩時間が終わった、それと同時に俺の理想の高校生活も終わりを迎えた。

まぁそうだよな、わかってた。

俺が考えた高校3年間は、所詮は理想、俺の都合しか考えていない。そんな理想が叶うわけがない。

そんな、俺のボッチ高校生活が始まったのだった。

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