フリージアが咲いた

プロローグ

お父さんお母さんへ。

親不孝者でごめんね。2人が期待した人になれなくてごめんね。もっと賢くて、人に寄り添うことができて、話の主旨を掴める人になれなくてごめんね。私のやりたいようにやらせてくれてありがとう。

お兄ちゃんへ。

いつも頑張る背中を見せてくれてありがとう。

私が小さい頃からなんでもお世話してくれたよね。お兄ちゃんがきっかけで始めたバスケも最後までやることができなくてごめんね。お兄ちゃんを超えるようなすごいプレーヤーになれなくてごめんね。いつもお兄ちゃんの言いたいことを聞くだけでアドバイスとか話を弾ませることができなくてごめんね。

同じ学部のみんなへ。

いつも明るく声をかけてくれて、頼りにしてくれてありがとう。毎回ドジしちゃってごめんね。大事な時にいなくてごめんね。

バスケ部のみんなへ。

いつも1つの目標に向かって努力を惜しまないみんなの姿を見て感動と努力をしなきゃっていう思いをもらいました。

力になれなくてごめんね。いつも心配ばかりかけてごめんね。みんなに負担ばっかかけてごめんね。

私が最後の恋をした君へ。

最後までありがとうって言えなくてごめんね。