窮奇と莢蒾(ガマズミ)
桑鶴七緒
はじめに
皆さんは矯正医官という存在を知っていますか?
矯正医官は法務省が制定した法務技官の一つの中にあたる職業です。
刑務所や少年院などの矯正施設等に設けられいる診療所または病院に医師として被収容者に診察や治療を行います。
昭和の時代、一部の開業医が医官として更生施設に掛け持ちという形で当初は業務を行っていましたが、勤務時間や体制が曖昧な点があり、全国の医官らから報告が多数上がりました。
その協議の結果、2015年に法律が改正され、医療機関や大学などを通して、正式に矯正医官の希望者に任務を執行する運びとなったといいます。
昨今ではこの矯正医官が減少傾向にあたるところから、今作の執筆者である私がフィクションとして独自の観点から、現状を知ってもらいたいという思いでピックアップしてみました。
時代背景は矯正医官特例法が制定される前の2000年頃あたりを設定しています。
実情とは異なる点がいくつか見受けられますが、読み手や書き手の方々に矯正医官として携わった医師が見た刑務所の内面をわかりやすく執筆をしてみました。
少しでも興味や関心を持っていただければ幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます