クラフター令嬢のスローライフ~婚約破棄された上に島流しされたので、無人島を開拓して自由気ままに暮らします

銀星石

わくわく無人島生活

「マイン、お前とは婚約破棄だ。木っ端貴族の娘より聖女アサコのほうが俺の妻にふさわしい」

「ざっけんなーですわ! 何堂々と浮気してやがるんだコラですわー!」

「うぎゃー!」


 マイン・ビルデンはついかっとなってしまい、婚約者のコモノー・サンシター王子に馬乗りになって、彼が動かなくなるまで殴り続けてしまった。

 その罪により、島流しに処された。


「わお! なかなか良い感じの島ですわー」


 だがマインはむしろ生き生きとしていた。

 

「あんなクソ王子のことなんか忘れて、好き勝手生きてやりますわ」


 ひとりぼっちだというのを差し引いても、マインはかなり口が悪くなっていた。過酷な花嫁修業によるストレスが原因だ。もう完全にプッツンしている。あのアホ王子が後になって土下座しようと切腹しようともう遅い。


「さて、まずは今日の寝床作りですね!」


 貴族令嬢だというのにサバイバル生活への不安が一切無い。というのもマインは〈工作の魔法〉の達人なのだ。


「石はこれくらいの大きさで、ロープ代わりになる草のつると……あとは太めの木の枝が……あ! これは良い感じですね」


 どれくらいかというと、男がついチャンバラごっこをしたくなるくらい、良い感じの長さと太さだった。

 マインは工作クラフトする。魔法によって三つの素材が加工され組み立てられる。

 一瞬で石の斧ができあがった。

 さて、ここで読者は疑問に思うことだろう。たとえ道具があったとしても、貴族令嬢に肉体労働は出来るのだろうか? と。

 心配ご無用である。


「よいしょー!」


 マインは活性心肺法と呼ばれる魔力を使った身体強化術を身につけている。今の彼女は筋肉モリモリのマッチョ数人分のパワーがあるのだ。

 マインは適当な木を数本切り倒す。途中石の斧が壊れたが、新しいのを作った。


「あとはこれで小屋を作ってと」

 

 それから丸太に〈工作の魔法〉を使う。マインは異国から伝わってきた木組み技術を知っていたので、釘を使わず材木だけで小屋を作れた。


「うん。まあ最初はこんな物でしょう」


 小屋というよりは最低限の屋根と壁があるだけの代物だったが、マインはこれを1時間もしないうちに作り上げた。

あとは草のロープのハンモックを作ってひとまずの寝床は完成した。

 マインは空を見上げる。太陽は高く、日没まではまだまだ時間がある。


「ちょっとお散歩でもしますわ」


 これからずっと暮らすのだ。早い内から食料になりそうな植物や水源を見つけておきたかった。

 無人島生活の初日は実に順調だった。上陸地点の近くには澄んだ湧き水があったし、果実を実らせる樹木もいくつか見つけた。

 一番嬉しかったのは熊を見つけた事だ。マインはキュッと熊をシメて肉をゲットした。


「お肉~♪ お肉~♪ 今日のディナーは熊の肉~♪」


 仕留めた熊を背負いながら、マインはご機嫌な歌を口ずさんで寝床へと戻っていた。


「あら?」


 すると、行きは気づかなかったが、洞窟があるのに気づく。


「結構奥まで続いてますわね」


 今すぐこの洞窟を探検したくなるが、もうじき日暮れだ。


「ま、洞窟探検は明日にしますか」


 日没に近づくにつれ気温が下がってきた。マインは寝床にもどったらまず火を熾すことにした。小屋を作った余りの材木に弱い〈火の魔法〉を使って着火する。

 それから鼻歌を歌いながら仕留めた熊を捌く。

 肉の塊を木の枝で突き刺し、それをたき火で焼く。味付けは〈工作の魔法〉の応用で海水から抽出した塩だ。


「あ~こういう野性的な味、久しぶりですわ」


 王子の婚約者となる前のマインは今と似たような生活をしていた。

 故郷のヒルデン領は王国でも一番の辺境で、ほとんど未開の地だった。貴族だろうと平民だろうと誰もが出来ることを何でもやらなければ生活が成り立たなかった。

 マインが〈工作の魔法〉の達人になったのも、領地が少しでも発展するようにと努力した結果だった。

 

 熊肉のローストを平らげた後は、果物を口にする。野生種なのであまり甘くはないが、それでも貴重な甘味だった。

 適度な疲労感と満腹感のおかげでマインはぐっすりと眠れた。常にストレスと緊張感を強いられる王宮ではこれほど気持ちよくは眠れたことはない。



 一方その頃、王宮では。


「ざっけんなオラー! なにマイン様追放してんだコラー!」

「うぎゃー!」


 コモノーは聖女アサコ・ヒジリバシにローリングソバットを喰らって吹っ飛ばされていた。


「あ、アサコ? いったいどうしたんだ。まるで別人のようだぞ」


 王子だけでなく周囲の者たちも聖女の変貌ぶりに呆然としてた。


「これが本当のあーしだ。聖女として異世界に召喚されたんだから、普段はそれっぽく演技してただけだ。マイン様が礼儀作法の稽古つけてくれたんだよ」


 聖女アサコは魔王討伐のために地球と呼ばれる世界から召喚された。じつのところ、彼女は地球にいた頃はヤンキーとよばれる人種だったのだ。


「マイン様はこの世界に召喚されて右も左もわかんなかったあーしの面倒を見てくれた恩人だ。それをなー、おいクソ王子、おまえ自分が何やったか分かってんのか? あ?」


 アサコはコモノーの胸ぐらをつかんで無理矢理立たせる。

 

「てめーとマイン様の婚約はめちゃ大事だってこと国王様と王妃様からさんざん言われてんだろ」


 アサコはネコ科の肉食獣のような鋭い目でコモノーをにらみつける。


「それをあーしを嫁にしたいってアホな理由で婚約破棄だぁ? イケメンだからってチョーシこいてんじゃねーぞオラ!」

「ぶぺら!」

 

 アサコはコモノーを殴り飛ばした。


「王族の結婚相手によりふさわしい相手が見つかったら、乗り換えるのは当然だろうが!」

「それでホイホイ約束を破ってたら王家の信用がた落ちじゃねーか! バカ! アホ! マヌケ!」

「いくら聖女といえど俺に対する暴言は許せん! お前も島流しにしてやる! 貴様などこの国に不要だ!」

「上等だコラ! こんなクソみてえな場所、あーしの方から出てってやんよ!」

 

 アサコは両手の中指を突き立てて王宮を去って行った。



 無人島生活が始まって三日がたった。

 マインは初日に見つけた洞窟を探検しある物を発見していた。

 それは扉だ。未知の金属で作られており、特殊な仕掛けによって施錠されているようだった。

 好奇心を刺激されたマインは仕掛けを解除しようとしたのだが、これがかなり手強かった。


 扉の近くには小さなスイッチが大量に付いた板がある。おそらく決まった順番で押せば扉が開くのだろうが、組み合わせが余りに膨大なので、総当たりで試してみても数年がかりとなってしまうだろう。


 扉には正解のヒントとおぼしき文章が書かれているが、それすらもマインには読めない言語だった。文字すら初めて見る形だ。

 仕掛けの解除を諦め、〈工作の魔法〉を応用して扉を破壊しようともしたが、強力な対魔法加工が施されていたので出来なかった。


「よし! 諦めましょう!」


 金と資源が常に不足する中で故郷を発展させてきたマインは、無理とわかったらすっぱり諦める切り替えの良さを身につけていた。

 しばらくは生活の場をよりよい形に整えるのに集中しようかと思案しながら、ひとまず寝床がある海岸へと向かう。

 すると見知った人がいた。聖女アサコだ。


「マイン様!」


 アサコは人なつっこい大型犬のようにマインに駆け寄ってくる。


「アサコ様、どうしてここに?」

「あのクソ王子ぶん殴って島流しになりました。ま、元からマイン様のところに来るつもりだったんですけどね」

「まあ!」


 多少驚きつつも、半分くらいはアサコなら不思議はないとマインは思った。


「それでマイン様、いまどんな感じっすか?」

「とりあえず、最低限の寝床は作りました。あとはここから少し離れたところに洞窟がありましたね」


 マインは洞窟にあった扉のについて話す。


「マジですか!? うわー、それって古代文明の遺跡とかそういうヤツじゃないですか!」


 アサコの目はまるで冒険に憧れる少年のように輝いていた。


「うーん、古代のって言うほど古そうには見えませんでしたが……」

「あーしも見てみたいです」

「良いですわよ。そうそう。この島には熊がいるので一応注意してください」

「大丈夫ですよ! コイツでボコしてやりますから」


 アサコは釘バットを取り出す。彼女が召喚された時に持っていた武器で、異世界の女神による祝福を受けている。1年ほど前、アサコはこの聖なる釘バットを使って魔王を倒し、王国に平和をもたらした。

 マインはさっそくアサコを例の扉の前に案内した。

 

「え、嘘。マジかよ……」


 アサコは扉の文字を見た途端に絶句した。


「どうしましたかアサコ様」

「この文字、日本語だ。あーしの故郷の言葉です。これが読めるヤツに中にある物を全部あげるって書いてます」

「では、仕掛けの解き方が分かるのですか?」

「ええ、解き方も何もパスワードを直で書いてますからね。あのキーボードで入力するんですね。ちょっと待ってください」


 アサコは無数のスイッチが付いた板を慣れた手つきで操作する。すると扉は静かに開いた。

 金属で出来た通路を少し進むと開けた場所に出た。

そこは人工的に作られた広大な地下空間であり、白い金属で作られた巨大な鳥が眠っていた。

 

「あれは何でしょうか?」

「飛行機だと思います。空を飛ぶ乗り物です」


 地下空間の隅には生活スペースとおぼしき場所があった。この場所に関するなにかの情報があるかと思い二人はそちらへ向かう。

 ベッドの上にはおそらくはここの住民であろう白骨遺体があった。また机の上には板状の機械があった。


「ここを調べる前に、この人を埋葬してあげましょう」

「ウス」


 二人は白骨遺体を運び出し、なるべく景色の良い場所に墓を作った。

 そして改めて扉の先の地下空間について調査を始めた。


「マイン様、あーしはこのタブレット端末ついて調べます」


 アサコが言うには、板状の機械は彼女がいた世界で広く普及している道具そっくりだという。

 そのタブレット端末なる道具は光を発し、表面に様々な文字や記号が表示する。マインには読み解けなかったが、アサコは理解できるというので彼女に任せることにした。

 他の場所をマインが探索していると道具や資材の置き場所を見つけた。

 

 道具は使い方が分からない物ばかりだった。

 資材も初めて見るモノばかりだった。鋼よりも軽く丈夫そうな金属のインゴットや、とても自然から生じた物とは思えない物質もある。

 何もかもがマインにとっての未知で満たされている場所だ。

 物作りが好きなマインはこれらを使って新しい何かが作れないかと、創作意欲をかき立てられる。


「マイン様、だいたい分かりました。あーしの頭じゃ難しすぎてわかんないところもありますけど」

「話してくださいまし」


 アサコが読み解いた内容は驚くべき物だった。

 この地下空間を建造した者は異なる世界からやってきたという。それもアサコのように召喚されたのではない。自らの力によってこの世界にやってきたのだという。

 彼がタブレット端末に残した情報によれば、世界は無数に存在しているという。そして彼はその世界の数々に足を運び、故郷にとって有益な技術や知識を持ち帰るのを使命にしていたらしい。


 だがある日、彼の故郷は突然滅びたという。滅亡から運良く逃れられた彼はこの世界に流れ着き、この無人島で残りの人生を過ごすことにした。

 そして寿命を悟ったとき、彼は万が一、同胞がここを見つけたときに備え、あの扉の封印を施した。


「でも彼の故郷とアサコ様の故郷は違うのですよね?」

「ですね。ただ、ええっと並行世界っていうやつがあって、双子みたいにそっくりだけと別物の世界ってのがあるんです。あーしの故郷は日本って国なんですけど、たぶんここを作った人の世界にも日本があったんだと思います」


 アサコが言うには、アサコが魔王を倒した世界があるなら、魔王がアサコに勝利した世界もあるのが並行世界らしい。

 人が「もしも」と考えた事が現実となった世界。マインは並行世界をそのようなものだと解釈した。

 アサコの世界とこの場所を作った者の世界も、誰かが考えた「もしも」によって生まれた兄弟なのだろう。


「あの飛行機は並行世界を移動する航行機らしいです。操縦のマニュアルもタブレット端末にありました」

「まあ、ならあなたを故郷に帰してあげられるわね」


 マインは心の底から喜んだ。別の世界から誘拐してきたあげく、彼女には命がけの戦いを押しつけた。王国の民を助けるのに必要だったとはいえ、その行いが悪徳であるには変わらない。

 マインはアサコに償いたいといつも思っていた。


「あーいや、別にいいですよ。マイン様。なんだかんだこの世界気に入ってますし」

「あら、そうなのですか?」

「ええ。時々里帰りしようかなって気持ちはありますけどね。それよりこれからどうしましょうか?」

「そうですね。ここの遺産を譲ってくださる方の好意に甘えて、この島の開拓に使わせていただきましょう」

「いいですね。マイン様なら最高の場所に出来ますよ」



 一方その頃、外交で友好国に出かけていた国王と王妃が戻っていた。


「ざっけんなー!」

「なに勝手にマイン嬢と聖女を追放しているのよ!」

「うぎゃー!」


 コモノーは夫婦そろって武人だった国王と王妃のクロスボンバーを喰らっていた。


「ち、父上、母上、俺は王家に逆らう不届き者に正当な罰を与えただけです」


 言い訳したコモノーは、国王からはドロップキックを、王妃からはジャーマンスープレックスを喰らった。


「お前のせいで、ヒルデン卿と内戦一歩手前になっているんだぞ!」

「サンシター王家は滅亡の危機に瀕していると分からないのですか!?」


 かつてのヒルデン領は荒廃した土地だったが、マインの尽力のおかげで今や国内有数の食料生産地として発展している。最近では豊富な地下資源も発見されており、あの土地は今や王国の生命線となっていた。

 今となってはヒルデン領は王国から独立できるほどの力を持つ。マインとコモノーの婚約はヒルデン家の忠誠心をつなぎ止めるための政略だったのだ。


 にもかかわらず、コモノーは婚約破棄したのだ。

 しかも魔王を倒した救世主である聖女も追放している。聖女を虐げるサンシター王家に国を治める資格なしと他の貴族も反乱するかもしれない。

 もしコモノーが唯一の跡継ぎでなかったら国王と王妃は彼を火あぶりにしていただろう。


「マイン嬢と聖女に謝罪してこい!」

「いますぐによ!」


 こうしてコモノーはしぶしぶながらマインとアサコを追放した島へと向かった。


「まったく。なんで王子の俺が下々に頭を下げなければならないんだ。ま、俺が許してやるって言ったらあいつらは喜んで戻るだろうな」


 まったく反省していないコモノーの独り言を周囲の世話役や護衛達は聞いていた。

 彼らは島へ着くまでの間、コモノーに気づかれぬよう話し合う。


「やべえ、やべえよ」

「あかんでしょこれ」

「一応、最後まで信じましょう。あんなのでも一応は私たちの主なんだし」

「でも駄目だったら?」

「その時は私がこう魔法でビリっと気絶させるから、連れ帰りましょ」

「そうなったらまあ、だろうな」

「ああ、コモノー殿下、おかわいそうに。いくら歴史的なアホでも特別教育だなんて」

「仕方ないだろ。特別教育があるからこそ、我が国は一度も愚王を出さなかったんだから」


 家臣達がなにやら不穏な話をしているとはつゆ知らず、コモノーは島に到着するまでのんきにしていた。


「さーて、あの二人は無人島でどんな惨めな生……活……」


 流刑地であったはず無人島は超高級リゾートもかくやというほどに発展していた。

 マインとアサコは砂浜にパラソルを立て、長椅子で優雅に横たわっていた。


「めっちゃエンジョイしているー!?」

「あらコモノー殿下。ごきげんよう」

「ちーっす!」


 大声を上げるコモノーにマインとアサコが気づいた。


「コモノー殿下には感謝しておりますわ。こんなにも素晴らしい島をわたくし達にお譲りくださったのですから」

「あざーっす!」


 二人から感謝されたコモノーであったが、彼の想像とは全く別の反応だ。


「それでコモノー殿下。いったいどのようなご用件で?」

「え? あ、ああ。いや、俺も少し罰が厳しすぎると思ったからな。俺を殴ったのを許してやるから戻ってこい」

「嫌ですわ」

「あーしも」

「え?」


 どんなに開拓されていようと無人島生活。王宮の生活に戻れるなら喜んで戻るだろうとコモノーは考えていたが、マインもアサコもなぜか拒否した。


「だって窮屈な王宮よりもここでのんびり過ごしていたいのですもの」

「バカなこと言うな! お前は戻るんだよ!」


 コモノーがマインの腕をつかもうとしたその時、背後からメイドが彼の首筋に触れる。すると、コモノーの全身に電流が走った。


「あばばばばばばばばば!!!」


 メイドが放った弱く調整した〈電撃の魔法〉を受け、コモノーは気絶する。


「申し訳ありませんマイン様、聖女様。コモノー殿下を特別教育送りにいたしますので、どうかお怒りを鎮めていただけないでしょうか?」

「かしこまりました。父には反乱を起こさないよう私の方から伝えておきます」

「ありがとうございます」

「わたくしとアサコ様は王宮に戻るつもりはありませんが、なにか手伝って欲しいことがあるなら遠慮無くおっしゃってください」

「かしこまりました。そのように陛下へお伝えします」


 家臣達は水揚げされた魚のようにビクンビクンと痙攣するコモノーを抱えて戻っていった。


「さ、アサコ様。バカンスの続きを楽しみましょう」

「ウッス!」


 それから二人は無人島生活を思う存分楽しんだ。

 また、あの地下空間にあった並行世界間航行機でアサコの故郷に行って、現地の家畜や作物の種、道具などを持ち帰ってさらに島の生活を豊かにした。

王国との関係も良好で、時々向こうからのお願いを聞いてあげれば、余計な干渉はしてこなかった。

 また愚かな王子だったコモノーは特別教育のおかげですっかり心を入れ替えた。

 その特別教育について詳細は伏す。

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