檸檬
さよならを滞納できるシステムでレンタルラブは成立してる
いつだって壊れ過ぎたら直せばいい次の宇宙はきっと完璧
若かりし父だと信じモノクロの祖父の写真に色を描いた
太陽は大きすぎて遠すぎてマッチの火へと憧れを吐く
詰め過ぎて底が抜けてる鞄にも日々の想いは留まっている
八百屋から涙交じりの声がする「ほんとに檸檬になっちゃったよう」
本当は皆の笑顔好きだから雑煮の中に星屑落とす
食材になりたくはない蕗の薹年始の挨拶少し遅めで
君達が幸せになる予定なら僕はそれを見守る予定
昨年を無事に殺せた暁になんとか届け謹賀新年
パソコンが太陽を向き祈ったら僕らの寿命あと一万年
屋根よりも高く飛んでくもの全てこいのぼりへと変わってしまえ
今まさにC14が一つ減り一つのCも始まっていく
デコポンに一歩足りない存在でデコポンよりも愛されてみる
流星が愛を運んだ幻は不知火湾の優しさだった
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