みどりな毎日

えいみ

社長就任

第1話

母が、突如仕事を任せると言い出した為に、獣医学部の教授の仕事を辞めた。そして、モデル事務所の社長になった。ファッションなんて全くわからないけれど。モデルとか全然知らないけど。

引き継ぎされた資料を読んだり、まとめたり、なんか、やることたくさん。

寮に住んでたから、家を探す暇もなくホテルに泊まっていたが、どこからか私が以原いはらグループの娘だとバレた。豪華なホテルを勧められたり、部屋を豪華なのに変えられたり、食事を勝手に豪華にされたり。いちいちうるさくてやってられない。

だから、友達や知り合いの家に…と思ってたが、どこも無理だと断られた。泊まるとき、偽名を使ってみようかとも考えたが、バレたら最悪なので諦めた。

ラブホテルや、漫画喫茶にも泊まったりしたが、どうにも仕事に集中できなかった。


そんなとき、デザイナーである足助あすけさんの身元保証人を探せと母に言われた。新しい企画のため、失敗したらその人に責任を持ってもらうということだ。

足助さんは、父親ではなくて、叔父に頼むと言い出した。その叔父は、私の知り合いである足助守あすけまもるであった。

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