鍵をかける時
春が来て 夏が来て
秋が来て また冬が来た
私は歳を重ねて 年も重ねた
傷の痛みは なくならないけれど
もう お別れみたい
愛しい記憶にも 悲しい記憶にも
鍵をかける時
これがあなたにおくるさいごのさよなら
あなたに伝えたいことは 今はもうない
ただ 眠りにつくように
あなたとの思い出も あなたへの思いも
静かにしまう時
またいつか 会える時まで
今は さよならしか言えない
さよなら さよなら
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