ちっちゃな女の子みたいな可愛くえっちなボクの恋

ヤッキムン

第1話

ロンドンのテムズ川のほとりの家でボクは生まれた。

テムズ川沿いの可愛い建物の、外階段をトントントンって登ったところ。

玄関を開けて入って、右側に、太陽のよく入ってくる可愛い窓ある。

その窓の下に、低めで幅の長いタンスあって、その上にベビーベッドを置いてある。

ボクは、いつもそこで寝ている。


日曜日には、ベビーカーに乗って、ママとパパといっしょにテムズ川沿いを散歩している。

テムズ川から、いつも時計の塔を見ること出来る。


ローラースケートのミュージカルを観に行った。スターライトエクスプレスっていうミュージカル。

色んな列車いっぱい出て来る。

蒸気機関車もディーゼルも電気も。

パール役のヒロインの女の子、可愛い。


ネコのミュージカルも可愛くて面白かった。


大英博物館にも行ってみた。

色んな歴史的な美術品とか、いっぱいあって、観てまわってて、とても面白い。


赤くて可愛い2階建てバスに乗るのも好き。


幼稚園で、バネッサちゃんていう女の子と仲良くなった。

いつもバネッサちゃんといっしょに遊んでいる。

ボクもバネッサちゃんも、絵を描くの好きなので、幼稚園でも家でも、いっしょに絵を描いている。


テムズ川のほとりをバネッサちゃんと手をつないで歩くのも好き。

動物園にも、よくいっしょに行く。


バネッサちゃんとピアノを習いはじめた。

まわりみんな女の子ばっかり。

でもボクも女の子みたいだから、女の子だけの空間も、ボクはめっちゃ好き。女の子だけの空間、めっちゃ落ち着く。

いっしょに習ってる女の子みんな、ボクのことも応援してくれている。


バネッサちゃんとは結婚の約束をしている。

あと何年かしたら、バネッサちゃんとボクは結婚しようって、2人で決めている。

2人の親も、2人の結婚を認めてくれているような雰囲気だ。


ボクは女の子みたいだから、バネッサちゃんといっしょにロンドンの街を手をつないで歩いていても、まわりからは女の子どうしの友達に見えてると思う。

でも、ロックやパンクや、色んな面白いお姉さんお兄さんのいるロンドンには、バネッサちゃんとボクのカップルも、街にめっちゃ良く似合ってるな~って2人で思っている。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る