第71話 ギターとポピュラー音楽のバンドのお話

 一昨日、対応のよいお医者さんにてワクチン接種を終えた。お約束通り、昨日は一日中副反応とお友達だった。もう五回目になるけど、相変わらず間接痛と頭痛とふわふわ感の状況だった。でもまあ有り難く、接種できて何よりである。今日も接種部の痛みは残るが買い物や用足し程度は出来て、七割方回復だ。


 さて本題。僕の好きな音楽にはバンド音楽というのがある。特にギターバンドやテクノバンドなのだけれど、過去の記事と重複する内容もあるが、思い出すままに書いてみよう。


ゴダイゴ

うん、一番最初のお小遣いで買ったレコードのひとつだった。小学校高学年だ。タケカワさんと浅野さんがお気に入りだった。大人になって、蘊蓄を音楽雑誌で手に入れて、なんとメジャー前は、このバンド、日本でも最初期のプログレ・バンドだったことが発覚。例えばポートピアの間奏なんかにリズム変化とテクニックが入れられ、その名残がある。言われてみれば、ヒット曲っぽく作ってあるけど、さりげなく、そして違和感なく変調やビートの変更をしていた。そう考えるとミッキー吉野さんの編曲は神業だったのだ。


チューリップ 甲斐バンド

「虹とスニーカーの頃」や「ヒーロー」というのがヒットしていて、レンタルレコードで借りたモノを録音した。福岡勢つよし。あとで分析すると、コーラスワークと舞台アクションというビートルズとストーンズを和風にした博多のスマートな両バンドだった。あとツイストやアリスもこの頃はやっていた。


ポール・マッカートニー (ビートルズ・ウイングス)

ジョンレノンが他界して、にわかなブームとなって、どんな人たちかを聴いてみた。それまではシーナ・イーストンとかニュートンジョン、ビリー・ジョエルなどヒット曲しか聴いてなかった。

 針を落とすと結構よかった。初期のノリノリのアップテンポの曲。例えば She loves you とか I want to hold your hand ね。後期の落ち着いたバラードで  Let it be、  In my life、  Here there and everywhere、あと For no one などなど。 レノンのソロは当時の僕には難解で、いろいろな意味でまだ早かった。

一方のウイングスやマッカートニーは僕好みだった。『タッグ・オブ・ウォー』、『スピード・オブ・サウンズ』などのLP。


YMO ナイアガラトライアングル

後者はバンドではないけど、それに準じているのでここに書くことにした。「テクノポリス」と「A面で恋をして」だな。この延長線上で遡って、シュガーベイブやはっぴいえんど等も聴き始めたので、ここに入れても良いかな。


ワイルドワンズ

これねえ、高校くらいだったかな? 「私鉄沿線97分署」っていう刑事ドラマがあって、それの主題歌や挿入歌を歌っていて気に入った。でも元をただせば、息の長いバンド、「思い出の渚」で知られるGSだったんだと知る。鳥塚さんと加瀬さんが格好よかった。


スピッツ ミスターチルドレン

これらが最後のお気に入りのバンドかな? 二十代も中頃に差し掛かっていた。このあとのものはバンドに限らず歌謡曲もポピュラーソング自体が分からない世代になった。僕がおじさんになったということだ。「ロビンソン」、「星になれたら」が好きだったなあ。正宗君と桜井君だったかな? 僕と違って、好青年だったよね、メジャーデビュー当時。


 オフコースはどうした? と言われそうだが、僕の好きなあのグループは、「ワインの匂い」などのデュオ時代なのだ。フォークデュオなら、あと風も好きだな。「二十二才の別れ」などかな。


 フラフラする中、愛器SG2000の手入れをしてあげた(本当のところは、節々が辛いので、寝ている以外だとこれぐらいでしか時間をつぶすものがない、家事はちょっとムリだった)。

 久しぶりに、約二ヶ月ぶりに、いや三ヶ月かな。ギターケースを開けたら、一弦が切れてた。三十五年の付き合いの中で、三ヶ月で、と言うのは初めてだ。ほぼ弾いていないので、完全に自然劣化だろう。自然劣化で切れるとは何とも……。おまけに室内なのにも関わらずだ。この夏が猛暑、酷暑の過酷な環境だったことに驚く。しかも久々に弦の張り替えやったので、僕自身が下手くそになっていて(副反応のせいと思いたい・笑)、手順を間違えて一本弦をダメにしてしまった。スペアを使ったが、これで予備がゼロになった。近いうちに、ヤマハさんのショップで買ってこよう。


 ちなみに僕はエクストラ・ライトゲージという弦を使っているので、一般的なライトゲージより耐久性は弱いらしい。随分前に楽器屋さんに教えてもらった。しかもこの弦、置いている楽器屋さんも少ない。なので純正在庫があるヤマハショップさんが一番無駄足にならずに入手出来る。柔らかくて優しい弦なのでとても好きなスチール・ストリングスだ。同社のライトゲージやスーパーライトゲージに比べると音のクオリティーはそこそこかな?


 ついでに動画配信も見たらSG2000は最近ジャパンビンテージというカテゴリーに組み分けされているらしい。まあ、絶版の商品だもんね。大学生の夏休みに買ったときは、ヤマハのエレキギターではミドルクラスの商品だったけど、いま国産でこれと同等なクオリティのギターを作ると結構なお見積もりになるようだ。時代も変わるね。  

 あとは失ったフェフナーベース1/500の代わりにFT79を手に入れるために頑張ろう! 数少ない僕の楽しみ(笑)。


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