祈祷少女 あとがき

 今回の祈祷少女において思っていたことは、人はどれだけ力を持っていても失敗するときはするのではないかということです。

 私は常日頃から強大な力があれば、何かを成せると思っていましたし、想っています。かといって、恐らくそんなことはないのでしょう。どれだけ強大な力を持ったとしても、それは安心や何かを成せるということにはならず、結局は人次第なのではないかというのが私の疑問でした。特に私のようなものが、力を持ったところ何も買えられないのではないかと思っています。


 こうして祈祷少女の概形は構築されたわけですが、観測自体はあまり苦労はしませんでした。速度はあまり早くありませんでしたが、文章自体はそれなりに書くことができました。何を書けばいいのだろうとなる回数はあまり多くはなかったような気がします。

 対して困ったのは、サブタイトルや投稿の方であり、サブタイトルを決めるのも大変でしたし、決めた後も投稿するのが億劫でなかなか投稿できませんでした。いえ、他にも理由があったような気はしているのですけれど、ともかく完成しているのに投稿する気が起きないというのは初めての事態でして、少し焦らないでもなかったです。


 他に今回のものについていうこととしては、なんだか強力な存在がたくさんでてくることになったなというのは、少し予定と違うことでもありました。本当は彼女以外には天使を登場するというのは初期概案にはないことではありましたが、気づけばたくさんの者達が現れる結果となりました。

 これには、というよりもこれにも大勢の様々な作品が影響しているというのは言うまでもないということでしょう。


 しかしながら、本当にこれでよかったのでしょうかという気持ちは非常にあります。なんというか、最初から結末は決まっていましたけれど、それで良かったのかというのは思わないでもないことではあります。

 まぁ、少なくとも言えることとしては、前回よりは安定したモチベーションでできたことは良かったのではないでしょうか。そうでしょうか。わかりませんが。いえ、うん。どうなのでしょう。


 それでは、全てに感謝を。

 

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