だが、後悔はない ◇
時間の止まった世界、好きな女の子の死も止まる。
何で俺を庇って刺されるんだ、俺が君を守りたかったのに。
病院に運べば助かるのか、これ……。
「後遺症もなく、助けたい?」
女性の声が耳に届く。
「お嬢さん、どうかしら? 私の手伝いをしてくれるなら、助けてあげよっか」
その言葉に縋るしかなかった。
◆◆◆
『白熊のいる日常』より白雪豪雪と、『甦りの聖女』よりカトレア・サンジェルマン。
元々『白熊』、まふちゃんとまーしーしかいなかったんですけど、何となくお母さん出して、兄も欲しいから出して、さて、父どうしようって思ったんです。うーん、いる?
別によくない父は、でもいた方がいいのかなうーんってなりつつ、ぼかして書いていた時、何となく深夜テンションで「お父さんのカツラ」なんて書いたら、はてそれは、とコメント頂き、女装癖ある人にしようってなりました。
何で女装しているんだろうって考えて……何で血迷ったんでしょう、「聖女」「女装聖女」で良くないかって。
召喚されているから家に全然帰ってこれない、みたいな。本当に血迷ったな。これ以外は流れの世直しフラメンコダンサーしか思い浮かばなかった。
で、聖女といえば魔女。自作には黒本世界共通ヴィランとして、『甦りの聖女』のカトレアがいる。彼女が時空散歩中に、死にかけている不良時代の小冬さんと狼狽える豪雪さんに遭遇し、「助けてあげるから暇潰しに協力しなさい」と言って、部下にして、女装聖女にしましたとさ。
ちなみに、カトレアが助けなかったら、小冬さんは命は助かっても下半身に障害を抱え、ギリふぶくん生まれても、まふちゃんは生まれてなかったかもしれない。
そしてゴーパパが聖女になってなかったら、まーしーが白雪家に来ることもなく、小熊が溢れる世界にはなっていなかった。
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