そういう顔してっから ★
「化け猫だよ」
「額縁に戻ったし虎だろ」
「屏風じゃないから化け猫だし」
「屏風じゃなくても虎だろ」
こんな言い合いがしたいんじゃない。どうにかネコ科の怪異から逃げて来られたんだ、すがりついて落ち着きたい。
求めるのはそれだけ、それ以上は求めない。
「おじさ」
「なら、ネコ科で」
腕を引かれた。
◆◆◆
『おじさんと坊主』より、秋野森嵐(おじさん)と草名木二葉(坊主)。
最近書けてなかったなって。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます