見慣れた光景
「お兄様!」
その腕にしがみついても、振り払われることはない。
反対の手が優しく私の頭を撫でる。
「私の妹は今日もお転婆だ」
「そんな私は嫌い?」
「いいや」
どこからどう見ても、仲睦まじい、時に邪な目を向けられる、嫡子の兄と妾腹の妹。
よく似ているの声に鼻で笑ってしまう。
いや私、ただの庶民。
◆◆◆
『今日もお兄様は素敵です! ~赤の他人を兄と呼んで幾星霜~』
洗い物してる時にふと、浮かんだネタ(多分書かない、供養)
我が家の異世界大好きアラフィフ(母)が今期放映されているアニメ、『彼女が公爵邸に行った理由』が好きで、毎週録画&保存しているんですけど(原作から好きだったみたい)、そういや今日だなー、ちらっと見たら梅様(役者・梅原裕一郎さん、色気のある低音ボイスの方、ハンサム)が梅様しててマジ梅様なのよねって考えてたら浮かびやした。
本当の妾腹の妹と主人公は友達だけど、主人公がうっかり兄の家から届いた手紙を読んじゃうorどうしても本邸に行きたくない妹が代わりに行くよう主人公に頼む、とかで主人公が妹の振りして本邸で暮らす、みたいな設定。
兄がそれを看破してたら梅様感溢れるドSな閣下、看破してなかったら妹を溺愛する兄(声優さんなら前野智昭さんや日野聡さん、いや杉田智和さんもワンチャンいけるかもしれん)。
そしてなんやかんや恋でも芽生えたらいいのです。
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