彼は舌打ちを返した、つもり ★

「……おじさんってお酒強いんだね」

「酔い潰れたことはないな。それがどうした?」

「お約束、様式美」

「は?」


 おじさんのお腹を凝視しても、僕に透視能力はないので、これから胃に溶けるそれを視認することはできない。

 それでも見る。


 消えたウイスキーボンボンを!


「泊まるんならもう一式布団敷けよ」


◆◆◆


『おじさんと坊主』より、秋野森嵐あきのもりあらし(おじさん)と草名木二葉くさなぎふたば(坊主君)。

名前をやっと決めました。

そして投稿しやした。

一時はもう無理だと諦めかけましたが、どうにか投稿できて良かったなす。


この二人とはもうちょいお付き合いをしたいです。

連作短編の形式で、色んな所に行って、ちょっと怖い目に遭って、いちゃこら(恋のABCのBくらいまで)するような、そんな話。

長くするなら何をさせようって考えて、ちらついたのが、百鬼夜行シリーズに『オカルトちゃんねる』。後者はなろう作品ですが長いこと連載がストップしてまして、悔しいから、わてがオリジナル似非ホラーやっちゃう。


──それは人によるものか、怪異によるものか。


的な。

(ちなみにカクヨム作品なら『自殺判定士 曽根崎都弦の自殺衝動』みたいな路線。面白かったです)

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