我慢 ★〈300字〉

 高校生は大人だもんと、最初に言ったのは坊主で、気付いた時には、出会った頃の俺の年齢に追い付いていた。


『……だめ?』


 だめだろ。まだ高校生なのだから、軽い触れ合いで我慢すべきだ。

 だけど坊主は頷いた。

 ──高校生は大人、だったか。


 一頻り貪ったその後で、柄にもなく『次』が欲しくなる。

 が。

 そういやこいつ、来月試験あったよな? ただでさえ勉強に身が入ってないのに、『次』を楽しめばいよいよ進級もできなくなるんじゃ?

 だめだ、それは良くない。終わるまで控えよう。

 控えよう。

 控え……いや控えろよ。

 何盛ってんだ勉強しろ。

 本家の奴らに色々言われてんだぞ実は。留年とかなったら監禁生活になるぞきっと。


 そうなったらどうすんだよ。


◆◆◆


投稿作のおじさん(26)と坊主(16)

この話がカクヨムに上がった頃には投稿できてたらいいのに。

(9日時点で16枚から先にいけてない)

(13日時点で足りない分の下書き終わった! 後は原稿用紙だ!)


『てかさ、おじさん』

「ほざけ同い年」

『しっ! 乙女の年齢を暴露すんな!』

「……乙女ねぇ」

『乙女だよ! 乙女以外の何だというの?』

「何でもいいよ、何か用か?」

『いや、おじさんと坊主書いてて脳裏にちらつくんだけど、「墜落JKと廃人教師」って知ってる? 少女漫画なんだけど』

「知らん」

『実際にあるし連載中なんだけど、この二人は一応ギリギリ法律守っては、うん、いるんだけどさ、おじさん』

「……」

『ねぇ、おじさん』

「……そういうBL好きだろ?」

『狡い大人とか好きだけど、ねぇ……』

「……」

『……』

「……っ!」

『逃げやがったわ』


茶番でした。墜落JK大好きです、単行本派です。

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