いつかの世界で ◇
いつものようにあの家に行って、いつものように黒猫と会う。
だるんと寝っ転がった君、
足にすり寄る君、
つれない君。
今日も今日とて君達は可愛い!
弟も家主もいないこの楽園で、時間を忘れて遊ぶ。
「可愛い……」
聴いたことのない声。見ればそこには知らない女の子。
どこかで見たことがあるような……?
◆◆◆
『黒猫がいる日々』より黒蜜夜花。
『白熊のいる日常』より白雪茉冬。
そして二人は友達になった。
……同時期に始まった二作。
何かと微妙に連動してましたが、ぼんやり、茉冬を探偵の助手、夜花を殺人鬼の弟子にして、同じ事件の表と裏とかやりたいなーと考えてましたが、白熊の作風に合わない気がしたので没に。
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