そんな覚えはない ▲
探偵の助手が殺人鬼に殺された。
訃報はあっという間に広がり、探偵の耳障りな嗚咽を何度も聴くはめに。
「誰よりも大切な存在だった、だとよ」
『こき使われた思い出しかないっすよ。あ、でも仕事終わりにいつも缶ココアくれてたな。先生大好き』
「甘党だったんだな」
何故かその助手に取り憑かれている。
◆◆◆
『きままにショートブレッド』のオリジナルキャラ。
短刀使いの殺人鬼こと
死んじゃったんか……。とか思ってた数時間後、当たり前のように助手が自分のねぐらにいた。
「君って死んだんじゃないの?」
『死んだはずですけど……気付いたらここにいたっす』
足もあるし触れるし食事もするけれど、体温が異常に冷たい上に他の人には見えないらしい。あと、常についてくる。
『なんか取り憑いちゃったみたいっすね。ははは』
殺人鬼と幽霊の変な共同生活の始まり始まり。
◆◆◆
聞き覚えのある方もいるかもしれませんが……。
殺人鬼と探偵の助手、のカップリングが好きなんですよ。もー書きてぇ読みてぇ、みたいな。
刑事とヤクザだったり、吸血鬼ハンターと吸血鬼だったり、そういう追って追われての関係なのに恋に落ちちゃうみたいなの素敵じゃないですか。
殺人鬼と探偵もいいんですけど、敢えて助手がいいのです。探偵には、恋する二人の間に割って入ってほしいというか(助手が好きだからでもただの独占欲でも何でもいい)。
設定考えて微妙にがっつりやりたくなってきましたが、いやいやしばらくは吸血鬼に集中したいので、こちらでさらっとたまにやっていきやす。
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