♡ 黒のニットからにゅるりとお乳を取り出して♡

第1話

　黒のニットの舞は赤羽で赤い羽根募金の赤い羽根を拾った。

　行きつけの居酒屋に入り、カウンターに座る。

「お、舞ちゃん、いつものでいいかい？」

　大将の声掛けに、コクリと頷いた。そしておもむろに先ほど拾った赤い羽根をカウンターに置いた。

「あいよ！舞ちゃんスペシャルお待ち！」

　舞はぼんじりを食べながら角ハイを飲んだ。良い感じに酔いが回ってきた所に常連の杉谷さんが入ってきた。

「おお、舞、久しぶりだな」

　杉谷さんはしばらく北海道に出張に行っていた。

「これ土産だ、やってくれい」

　スルメイカの燻製だった。

「お、ありがとよ！」

　大将はそう言うと、スルメイカを炙って、2人の間に出した。

「杉谷さん、ありがとう」

　舞はそう言うと、黒のニットからにゅるりとお乳を取り出して、赤い羽根で乳首をなぜた。

「ん…」

　舞はその赤い羽根を杉谷さんに渡した。

「ありがとう、舞」

　その日は久々に楽しい夜だった。ありがとう、募金した人。