第23話 立ちゴケ
ドドン!
地鳴りのような音を立てマサミはコンビニの駐車場に入った。
『見てる、見てる。みんなの注目の的だぜ!今日も俺はかっこいいぜ!』
ライダーあるあるだがマフラーを替えていい音だと思っているのは自分だけで周りは迷惑でしかない。
周りはうるさくて見ているだけ。もしくは目線を外す。
『タバコ、タバコっと』
バイクを停めギアをニュートラルに入れる。
タンク脇のエンジンキーをひねりエンジンを切る。
バイクを降りた。
「とととっ!」
バイクが左側に大きく傾く!
ガリッ・・・
鈍い音と共にバイクは倒れた。
スタンドの立て忘れだった。
爆音が止んだ瞬間、視界から消えた小さな男をコンビニ店員が店内から失笑しながら見ていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます