『魔道祖师』――『魔道祖師』
ジャンル:
おすすめ度:中国語初心者 ★★★★★
中国語上級者 ★★★★★★★★
墨香铜臭氏の小説が原作の作品。
第一期全15話(2018/10/06)完結済み。第二期全8話(2019/08/31)完結済み。第三期全12話(2021/10/23)完結済み。
日本語吹き替え版第一期〜第三期完結済み。
禁術によって蘇った主人公が悪霊の蔓延る修真界を再び生き抜いてゆく物語。
最初に第一期のあらすじをご紹介。
世は岐山温氏が暴虐の限りを尽くし、人々は苦しみに喘いでいた。
姑蘇藍氏・雲夢江氏・蘭陵金氏・清河聶氏ら仙門の修行者たちは「射日の征戦」を行い、力を合わせて温氏を討伐することに成功する。
そして十三年後。
死んだはずの魏無羨は呪術によって世に蘇り、かつての友、姑蘇藍氏の
しかし、過去の謎は未だ消えず、世間は再び彼を疑い始めるのだった。
すべての物語の始まりは、彼らの少年時代の出会いに遡る――
(TVアニメ「魔道祖師」公式サイトより)
最近じわじわと世界的に広まりつつある大人気中国アニメ。
このエッセイを見に来てくださった方々の中には、本作が目当てだという方もいるかも。
ここで個人的な推しポイントをご紹介。
推しポイント①:これぞ中華仙侠ファンタジー! 古代中国の神仙観について知れる!
現在中国で大人気な仙侠ファンタジー。
このジャンルは古代中国風の世界を舞台に古代から中国に伝わる思想や風潮をふんだんに取り入れられたのが特徴。
本作はそんな仙侠ファンタジーの代表作のひとつ。
妖怪や悪霊、神仙などが登場したり、古代中国特有の師弟関係が出てきたり。
それらに興味がある方は一度でも見ておくことをおすすめする。
けれどもどうしてもキャラクターの名前や設定など、なかなか覚えづらいものもあるかもしれない。
見る前にある程度予習しておいたほうがいいかも。
最初は苦戦するかもしれないけど、ストーリーがおもしろいので徐々にずぶずぶ沼にハマっていくだろう。
覚悟して見てください。
推しポイント②:きつくて重い話。でも先が気になる。最後まで見ちゃう……
本作を見たことがある人は知っているかも知れないが、とにかく辛くて重くてきついシーンが出てくる。
正直に言えばしんどい。途中何度離脱しようと思ったことか。
それでもあとから、これはストーリーに重厚感を持たせるために必要な要素なんだと気づいて、おお……と唸らされる。
しかしどんなに辛いシーンがあっても、うまいところでで登場人物同士のかけ合いが挟まれているので和む。
どんなに辛くてもまだ希望があると思えて、先を見てしまう。
最後はきっと、ハッピーエンド?(見てからのお楽しみです!)
推しポイント③:中華エンタメ? 中華BL? そうです、本作、代表作なんですよ。
中華ファンタジーでおすすめは? と聞かれればまず本作を挙げる。
それほど中国全土で有名であり、世界にもじわじわ人気が広がりつつある秀作。
今まで中国エンタメに触れてこなかった皆様、これが中国アニメです。
そして巷で有名な中華BL(らしい)です。
普段BLやブロマンスは見ないといった人たちも楽しめるほど、ストーリーがよく練られている。
過去にあった出来事が現在に繋がっていたり……などなど。
伏線がきれいに回収される物語が好きな方にはぜひ見ていただきたい。
ちなみにこの作品、芥川賞を受賞した大作家様、綿矢りさ先生も推しているそうですよ(小声)
ここですこーし小ネタをご紹介。
日本語吹替版があるので、日本人の方にもぜひ見ていただきたい。
完結版まできっちり放送されていたので、一気見がおすすめ。
ちなみに主演は木村良平さんと立花慎之介さん。
本作のミニキャラによる番外編アニメ『魔道祖师Q』が放送された。
タイトルの由来は……中国語でミニキャラはQ版と言うので、まあそういうことだろう。
実写ドラマが『陳情令』とタイトルを変えて放送された。
ちなみに主演は肖战、王一博。
このドラマは中国全土で大ヒットを記録した。
ドラマとアニメはかなり内容が違っているので、それぞれで楽しむこともできる。
日本語版も字幕、音声ともに見れると思うから。
世界中を魅了する中華仙侠ファンタジー、ぜひおすすめしたい一作です!
(記:2023/05/28)
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