もう1人の自分
この世は糞だ・・・・
どれだけ頑張っても、どれだけ人を助けても、どれだけ苦しんでもソレが報われることはない・・・何なら苦しみは増え続ける・・・この世界に生き続ける意味なんて本当に・・・・?
そんなことを考えながら僕は毎日暮らしている
どれだけ頑張っても家の借金が減るわけでもないし、親の収入が増えるわけでもない、親の夫婦喧嘩が減るわけでもないし、親の愚痴が減るわけでもない・・・・・・・
見えかけた希望はすぐに消し潰されて、状況は悪化するばかり・・・
僕はただ家族みんなで穏やかに過ごしたい・・・・・ただ、それだけなのに
もしや、僕が考えてること自体間違えてるんだろうか・・・たまにそう考える
僕が創作を続けるのは、見てくれた人を楽しませたいその一心で続けている
でも、最近僕自身が創作を楽しめない・・・・・楽しみたいのに楽しめないそんな状況がもどかしく、苦しい・・・・・
別に誰かに同情してほしいわけでもないはずだし、誰も恨みたくないはずだ・・・・・でも、近ごろの僕は誰かに助けてほしいし、心の奥底で自分でもわからない何かを恨んでいる
僕はそれと向き合い続けてきた
この感情?は何なのか・・・どう対処すればいいのか・・・・・向き合い続けても答えは出ない
でも、仮説は生まれたこの感情ともつかないそれはもうひとりの僕であり自分の弱みであり劣等感だ・・・と
僕は他の人より色々な面で劣っている
1人で電車に乗れなければ、他人の前で食事するのがとても苦手で外食もままならない、精神力も体力もなくいつもすぐバッテリー切れになる・・・・・
そんな自分と他の人を比較して感じ続けた劣等感が積み重なり、生まれた暗いもう1人の自分
そんな自分を僕は最初、心の奥深くに押し込めて消し去ろうとしていたがすぐに無駄だと気づいた
なぜなら、もう1人の自分も紛れもない僕自身でありそれを否定したところで結局のところ、自分を否定することにしかならない
そう気づいた僕はもう1人の僕を受け入れることにした、時間はかかってもいい・・・・・途中で止まってもいい・・・それでも少しづつ着実に・・
そしてしばらくして、もう1人の自分を少しだけ受け入れられた時に僕は少しだけ気持ちが楽になった気がした
多分これからも僕は何人もの僕と向き合うだろう
ただそのたびに僕は時間をかけて僕を受け入れていきたいと思う
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