Mission : K 難易度→ちゃんとした異世界ファンタジーを書く位
Mission:K
難易度:ちゃんとした異世界ファンタジーを書く位
必要物品:紙とハサミ、明るい部屋
持つべきもの:1番のライバルと戦う闘志
消費エネルギー:トラックにひかれて生き返るのに必要な分
「早速だが、Tよ。人気のあるジャンルって何か知ってるか?」
「ほへ? 異世界ファンタジーとかラブコメ?」
「そうだ! さぁ、今日のミッションはKだ。やってこい」
「ええ~、今日寒いからヤダ。テンション下がってんの」
「……(怒りによりプルプル)。 お前は1回転移でもして来い!」
ゲシっ キキー どかーん
「あ~れ~」
Tはそんなこんなでトラックにひかれて異世界に転移した。
(どこにトラックあったんだろう。緊張感がなくてすみません)
*
@
〇
*
★
●
★
★
〇
*
★
◎
・←Tが転移したのはココ
「なまけもののTよ。お前にチートスキルを与える。このスキルを使ってミッションをクリアしたら、元の世界に帰れるだろう」
「ん? 神様、私帰りたくない」
「いや、帰れ! お前チートしても役たたずだから」
「えー、こっちのが楽しいよぉ」
「か・え・れ! スキル発動!!! 」
「あーーーー! 」
★Mission
自分のことをよく理解し、物事の本質を見抜く力を持っていればどんな場所でもやっていける。
9行(スマホの場合)の付き合いだったが達者で暮らせ。(by異世界神)
【名前】@tonari0407
【あだ名】へっぽこポコリ
【執筆歴】238日目(半分以上スランプ中)
【作品数】61作
【特技】1センチ四方の紙で鶴が折れる(前に好きな人との会話のネタになったよ♪ エントリーシートに書いたら製造業のバイトもゲットできたよ)
【最大のライバル】16歳時の自分。無知とガムシャラ最強説。
【今したいこと】連載作を書き上げたいっス。嘘じゃありません。
【何か一言】今日の夕ご飯何がいいですか? えっ、ラブコメ?
♡
*
♡
*
♡
*
「Tさん、何見てんの?」
バイトの休憩中にスマホを真剣に見つめる私に先輩が声をかける。
「あっ、えっと、欲しいコートがあって悩んでるんです」
先輩と話すときは私はいつも声が裏返ってしまう。
だってだってだって、先輩は見た目も中身も超絶カッコいい!
毒舌だけど人のことをよく見ていて、肝心なときはさりげなく優しいのだ。
「ふーん、欲しいなら買えば?」
先輩は興味なさそうに言葉を返すと椅子に座った。眠たげにポケットからスマホを取り出し、緩慢に指を動かし始める。
「んー、高いのと結構キレイ目なコートなので着てく場所がないんですよね」
先輩の整った横顔を見ながら、ややため息交じりに私は言った。
先輩の胸の中に私はいない。正直、それ以上の返答は期待していなかった。
「えー、そんなの――」
急に振り向いた先輩の真っすぐな瞳が私を映す。
「着たら行きたくなるだろ。悩むなら買いなよ」
きっぱりハッキリとそう言って、先輩は何もなかったようにスマホに視線を戻した。
「は、はい……買います」
そう呟いた私の顔を先輩が見ていなくて良かった。きっと気持ちまる出しだったと思うから。
その年の2月14日、私は真新しいコートを着て先輩の前に立った。
私の手には、甘~い気持ちの入った小さな紙袋。
いつになく恥ずかしそうに笑った先輩は手を出して――
あとは想像におまかせしておこう。
うん、これは何かな? 実体験かな、ラブコメかな。
知らなーい。おーわりっ!
お忙しいところ、読んでいただきありがとうございました!
※鶴は今日本当に折りました。2センチ、1センチ、9ミリクリアです。
紙を切る方が地味にムズイです。
近況ノートに写真を貼ってます。
→https://kakuyomu.jp/users/tonari0407/news/16817330650234417029
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