欲死人

ハッピーさん

No.1試験開始

俺の名前は冬夜光、今日俺は欲死人対策組織に入隊すべく入隊試験を受けにいっていた。

なぜ俺がこの組織に入りたがるか、それはとても昔の話だ俺が6,7歳の頃だっただろうか欲死人に親を殺された。それからずっとその欲死人を殺すために俺はこの組織に入ることを目指していた。

と昔のことを思い返していたら早速試験が始まり、隊長のスピーチが流れ出した。

「さぁさぁこんにちは!諸君今回の試験監督となった、4番隊隊長兼科学班隊長のぉ!作理 工子だ!」

ザワザワうわぁすげぇあれが隊長の...ザワザワ初めて見た...

どれだけこの隊を目指し、活動をしていたとはいえ本物の組織の隊長を見るのは初めてだった。周りの人たちもそうなのか皆ざわめいていた。

「今回はお日柄もよろしくーと言いたいが、まぁー"真面目くん"が作った長ったらしいスピーチの文は好きじゃないから...早速!第一試験の説明に移るよ!」

なんか、化学班隊長とか言ってる割にはかなり適当な感じのひとだなぁと思っていると途端に床が全部開き試験者は全員落ちていった。

落ちた先は受け身を取らなければ骨折するレベルの高さなせいで約半数の受験者はそこで脱落していった。

かく言う自分も受け身を取り損ねそうになったが当たりどころが良かったのか怪我はしなかった。

「AHAHAHA!凄いねぇ!このくだり僕が試験官の時いつもやってるけど毎回半分ぐらい減ってるよー!試験の情報漏洩対策バッチリだ!AHAHAHA!」

いかれてるのか?確かに強い戦士を集めるための試験ではあるが、初めの方いやまだ第一試験すら始まっていないのに半数以上の受験者が脱落していっていいのだろうか

周りもかなりざわめいている。

「まぁそんなことは置いといて第一試験の説明に入り...おっと忘れてたこれだけは説明しとかなきゃねぇ今回の試験は3日にわたって行われるよ!合計で3つ、あるから頑張ってねぇ!試験の詳細はその都度いうよ!」

「さて!じゃあ説明再開!第一試験ではシンプルに戦闘力を測る試験だよ!試験のフィールドはこの街の中支部を再現された場所だよ!」

「皆んなシャッフルで3人のチームに分けられるよ!フィールド内では欲死人を模したロボットが合計20体放出されるからそれをぶっ倒してこの捕獲用カプセル入れれればok!」

「既に能力を使える人はそのままで大丈夫だけど、使えない人たちはここにある3つの武器から選ぶのじゃ!」

「武器の能力は使ったらわかるから頑張ってねぇー」

「結構説明が長くなっちゃったけど今から20分後チームが分けられて発表されるからまっててねぇ!」

本来ならもう少し試験会場は静まり返ってるのだろうがさっきの出来事のせいでまだざわめいている。

まぁ、ある程度試験は順調に進んでるからいいのだろうが...

皆んな武器を取りに行っている。え?俺は取りに行かなくていいのかって?

ふふふふふ良いのだよ、なんたって俺は入隊前から能力者という数少ない受験者だからだ!

とか、色々思ってるうちにメンバーが決まったようだ。

「えーと俺のメンバーは...」

冬夜 光 永自 然句 吉流 泣樹

「うわぁ...まじかぁ」

 永自という人は聞いたことはないが、吉流という名前は何度も耳にしたことがある。

吉流は自分の学校でかなりの不良として名が通ってたやつだ

「いやぁ大丈夫かなぁ...」

「ねぇねぇ君が冬夜くん?」

「え、あ、はい」

「私永自!同じチームだよね!」

なんか、然句という名前を聞いて男かと思ったがバリバリ女の子だった。しかも、結構かわい...

「あ、ああよろしくね!」

「さぁて!皆んなチーム表はみたかなぁ?さぁて!じゃあ皆んな用意して並んでね!」

「じゃ!一緒に頑張ろうね!」

「あぁ、そうだな!」

全ての受験者が集まって試験が開始しようとしていた。

うわぁ横に泣樹がいるというだけでちょっと怖い

「じゃ、光くんも、泣樹くんだっけ?一緒に頑張ろうね!」

「...うるせぇ俺は一人で行く」

「え、あ、そう?え?一人で?」

「スタートまで!3!2!1!それじゃぁはぁじめぇ!」

to be continued

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