第10話 プログレ・アーティストによらないプログレたち

 私は、音楽はなるべくCDで購入してウォークマンに取り込んでいます。

 CDで購入する理由は、ジャケット・アートと歌詞カード、加えて洋楽の場合は解説が欲しいからです。


 今、ウォークマンを見てみたところ、4744曲入っていました。これでも思ってたより少ないんです。

 取り込んでいないCDもあるので、所持している曲は軽く5000曲は超えていると思います。


 今回は私の独断というか、勝手ににプログレだと思っている曲を紹介しますので、戯れ言として聞いてください。


 まず最初から叱られそうですが、ビートルズの「レット・イット・ビー」。

 これはもしかしたら、私が最初に好きになったロック・ミュージックかもしれません。


 どこがプログレかと聞かれれば、何とも説明しがたいのですが、ピアノに始まりピアノで終わるこの曲、間奏はしっかりロックですから、その構成美がプログレである、といったところでしょうか。


 そうなんです。私は美しいメロディ、美しい曲が好きなんですよね。


 また話がそれますが、Ado の「うっせぇわ」という曲がありましたよね。

 凄くヒットした曲なので、これ書くと炎上間違いなしなんですが・・・あの「うっせぇうっせぇうっせぇわ」の部分のメロディ、私は美しくないと感じるんですよね。


 社会に対する不満を述べた歌詞のようですので、美しくある必要はないと考えたのかもしれませんが、それにしたって単調すぎる音の上げ下げが美しくない。私は不快感さえ覚えてしまいました。


 別に Ado が嫌いなわけではないんですよ。「心という名の不可解」という曲は大好きなんですよね。


 あと、これも大炎上間違いなしなんですが、私はラップ・ヒップホップが苦手です。

 あの明確なメロディのないサウンドは、音楽というより呪文とかお経という感じに聴こえるんですよね。

 ラップバトル(MCバトル)なんか見ていると、ますます「これは音楽じゃない」と感じてしまいます。


 ヒップホップ・ファンの方々、本当にごめんなさい。食べ物の好き嫌いレベルの話ですから、どうかご容赦ください。


 話を元に戻しましょう。


 レッド・ツェッペリンのアルバム「プレゼンス」から、「アキレス最後の戦い(Achilles Last Stand)」。

 ハード・ロック&ヘヴィメタルの雄、レッド・ツェッペリンですが、この曲は10分を超える大作で、ギター・フレーズのリフレインが印象的なヘヴィメタル・サウンドです。

 後に派生した「プログレッシブ・メタル」というジャンルに影響を与えた曲ではないかな、と考えています。


 ロバート・マイルズの「Children[Radio Edit]」。

 昔、確かTOKIOの番組の中で「100人刑事」とかいう、今の「逃走中」の元祖となったコーナーで、BGMとして流れていた曲です。エコーのかかったピアノが印象的でした。


 スノーウィ・ホワイトのアルバム「スノーウィ・ホワイト(Snowy White)」から、「ランド・オブ・フリーダム(Land of Freedom)」。

 スノーウィ・ホワイトは、ピンク・フロイドのツアー・サポート・メンバーとしてギターを弾いた人ですから、プログレとの接点がないわけではありません。

 その後、第9話でも触れたハード・ロック&ヘヴィメタルバンドのシン・リジィに加入し、脱退した後にソロ活動に入りました。

 生真面目そうな声で歌う人で、ギター・ソロてんこ盛りなこの曲は、私のお気に入りです。

 そういえば彼は、シン・リジィでも「チャイナタウン」という曲で、素晴らしいギター・ソロを弾いていました。


 ザ・キュアー(The Cure)のアルバム「ディスインテグレーション(Disintegration)」から、「ラブソング」。

 3分半ほどの曲、直球のラブソングですが、とてももの悲しく歌われています。どうしてでしょうね。


 アル・ディ・メオラのアルバム「カジノ」から、「黒い瞳のタンゴ(Dark Eye Tango)」。

 アル・ディ・メオラはジャズ・フュージョン・ギタリストで、凄い早弾きのできるテクニシャンですが、この曲はオール・インストゥルメンタル(楽器演奏のみの曲)で、緩急自在のギターが実にセクシーです。


 ダンカン・ブラウンの「ストリーツ・オブ・ファイア(Streets Of Fire)」から、表題曲。

 3分半くらいのオール・インストゥルメンタルで、彼はエレクトリック・ギターを弾いています。なんとなく都会の夜を疾走するイメージの曲ですね。

 彼は来歴がよくわからないんですよね。タワー・レコードで輸入盤のアルバムを購入したら、フォーク・ロックというか、フォークでした。同一人物とは思えないサウンドに、戸惑いを覚えましたね。



 ほとんどの方は、スノーウィ・ホワイト以降はちんぷんかんぷんだと思いますが・・・。



 日本の方に移ります。


 倉木麻衣さんの「NEVER GONNA GIVE YOU UP」。

 倉木さんの歌の中では異色な存在で、サビの部分がオール英語のアップテンポな曲です。

 イントロのストリングスからもの哀しくて、ちょっとメロトロンっぽい感じがプログレっぽいです。

 タイトルは「あなたを諦めない」っていう意味らしいです。


 the brilliant greenの「Stand by me」

 サビが印象的なこの曲は、2007年にドラマ「探偵学園Q」のエンディング・テーマとして使用されました。神木隆之介さんや志田未来さんが出演した謎解きドラマですね。



 以下、数が多いので、アーティスト名と曲名だけを羅列します。


 スピッツのアルバム「ハヤブサ」から「甘い手」。

 Perfume の「Dream Fighter」。

 家入レオさんの「miss you」。

 元ちとせさんの「千の夜と千の昼」。

 NUMBER GIRL の「NUM-AMI-DABUTZ」と「Tombo the electric bloodred」と「CIBICCOさん」。

 聖飢魔Ⅱの「EL DORADO」と「STAINLESS NIGHT」。

 陰陽座の組曲「義経」より「悪鬼判官」。

 上妻宏光さんの「BEAMS」。

 HΛL の「SPLIT UP」。

 Kagrra, の「雫」と「四季」。

 PSY・Sの「ファジイな痛み」と「Wondering up and down~水のマージナル」。

 WORLD ORDER の「WORLD ORDER」。

 ZABADAK の「harvest rain(豊穣の雨)」と「遠い音楽」と「アジアの花」。

 千年COMETSの「流星一夜」。

 姫神の「行秋」と姫神with YAS-KAZ の「まほろば」。


 

 単に好きな曲を並べただけという気もしてきました・・・。


 この中で、ZABADAKは初期メンバーの上野洋子さんの歌声が素晴らしくて、私の好きな女声ヴォーカリストのナンバーワンです。まるで天女のような歌声なんです。

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