4-2-4.知能テストの実施
📖この節では、次の項目について説明する。
【
🖈IQテスト実施のすすめ
🖈IQ概値の簡易算出式
🖈『
🖈IQテスト
🖈「賢さ」と「頭の良さ」の違い
†
📕【
〈自身の特性を知って指針判断に活用するための知能の
前節〖4-2-3.IQ値のとらえ方〗において、属するIQ値帯によって有利な行動指針が変わるため、IQテストの実施を
当節はその続きとして、テストの実際例を紹介するものであるので、まずは前節を踏まえられたい。
📍IQテスト実施のすすめ
このIQテストには、いくつか種類が有るもの。
現在のところ、心理学者デイヴィッド・ウェクスラー氏が提唱した『
その費用は、心理相談室などで
ただし発達
ところでIQテストとは、行動指針を検討するためのものであり、高スコアを出していい気分になるためのものではない。
そもそも測定結果としてのIQ値とは違い、IQそのものについては脳という
よって
つまり結果に不満があるからと、そう
再テストに意味があるとしたら、老化などで判断力低下が疑われた場合だろう。
ちなみにIQテストはどれも、その実施に長時間かかるもの。
場合によっては、家族からの聞き取り調査も並行実施する。
つまりTVのクイズ番組でよくみられる、〝この問題が解けたらIQ**〟という系統のアレは、番組スタッフが「気分で決めている得点」であるから、
📍IQ概値の簡易算出式
ほか、厳密でなくともよければ、次の式で学力
• IQ概値 =(学力
中央値を50から100に変更して、分布幅を1.5倍に拡大するということだ。
統計指数には「
そして学力
ともあれ、学力
ただし学力
……え?
50も無かったんじゃね?(
あっども、国語も音楽も赤点だったボカロPのアカウントはこちらです(
📍『
一方で『
その項目は次のものである。
• VC(
• PR(
• WM(
• PS(
通常、いずれの項目も、似たような指数値帯に寄った結果になるもの。
たとえば「
ちなみにこれが大きくばらつくケースがあり、いずれかの項目間で20以上の開きがみられる場合に、医師は「発達
その項目間で、
ただそれは疑いの要素のひとつというだけであり、ただこれだけをもって確定
現に
また見て
つまり
そのためこのテストで、すべての指数値が
📍IQテスト
参考までに、
┃📕【指数値】
┃ • VC(言語理解):116
┃ • PR(知覚推理):132
┃ • WM(作業記憶):100
┃ • PS(処理速度):94
┃ • FIQ(総合):116
┃
┃📕【挙げられる得意なこと】
┃ • 視覚的な情報を頼りにして課題を遂行すること
┃ • 言葉を用いて、課題を遂行すること
┃ • これまで学習してきたことを基に、物事を推測すること
┃
┃📕【挙げられる不得意なこと】
┃ •
┃ • 一般知能を用いること
┃ • 手順が多い作業である場合、素早く正確に沢山の量を遂行すること
このように指数値だけでなく、
なおこれは、飽くまで参考と解説のための公開であり、見せ
ホントよろしく頼む(
ともあれ指数を見ていくと、まず思考力自体は「
反し、作業テーブルの広さが「
これは要するに、「思考力はかなり高いが、しかし非常に遅い」という事だ。
その鈍さは、「
つまり「大型トラックで運ぶような荷物を、人力車で運ぼうとするようなもの」とも言える。
このせいで、「いろいろすっ飛ばしていきなり
明らかに不幸体質だ(
そして、そこから見えてくる行動指針は、あまりその「
そんなふうに考えるものである。
📍「賢さ」と「頭の良さ」の違い
そして一般に、〝頭が良い〟という評価はその「
その「賢さ」にしても、132という指数値は〝特に高い〟という評価であり、割合的に「100人中で3本の指に入る」という勘定にもなる。
だから一見優秀なようではあるのだが、しかしこれは全世界人口からすれば、より上位の2000万人には劣る、という事だ。
総合IQ値である116で判断したなら、そのアドバンテージはなお
もう若干低ければ違ったのかもしれないが、これでは刺身の上のタンポポにもならない。
ゆえに
中途半端に賢いからこそ、自分の「頭の悪さ」がよく
平均的IQというものが、どうやっても
……と、この流れで〝オレはIQ 200だぜ!〟とか言い始めるスットコドッコイはたぶんかなりIQの低い部類だとおもう(
最後に、しかし以上は飽くまで、基本的な
くり返すが〝このIQ値だからこうなのだ〟というような断定は、望ましくない。
あらゆる判断は確定されるべきでなく、「世におけるすべての誤認は、個々での事情の観察を
そしてそこで、〝厳密な判断なんかどうせ無理だろう〟と居直るならば、それは不当判断によって
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