幻福唯物形機語高民的日普妄変哲詩(仮)

制服を着た熊の縫いぐるみを着て眠った。


せいけつかんにかける かみがたと服を えらんだ


ならずものをきどった んじゃない


ただ自分をかがみで


みることはない だろうから




という理由が ひとつあるとき思い浮かんだだけだった。


たいくつをあいしていた とくべつな 自分なんて いらなかった


別にいつものこと 状況タイプ3だ。


サイドテーブルに二冊の 本があって それは


パルプでできたSFでもよかったしノンフィクションでもよかった。


とけいのはりを


ながめるようなもの


それは本に対する


本をよむという


行為に対する


ぼくの


かんそう


だった。




ぐたいてきにかける。


ながいあいだ ぼくが


考えたことを ここで


のべるのはあいまいな


ことと思う


そういつもの 他人のことと自分のこと をこんどうする


いつものくせなのだと思う。






ガラス窓 の向こうには


大きな


草原が広がって いて


そこには名前を もたない惑星があった。



そして青い空を もっている2つ目の星だった







家出するには としをとりすぎた ぼくはもう10年と3ヶ月


の人生を生きたつまり、 というか つまるところ10.03歳


ともだちは


いない たびをするように なるだろう!


これがぼくがはじめて きいた、というか


初めて発音した日本語 であったらしい 。






彼女のやわらかそうな


花模様の服が ゆっくりと風にゆれる


かぜにあわせたように


ぴったりとした


どうさが


美しかった


風はふわりと


スカートをもちあげて


長い足が軽く 地面をはなれる






そばにいたぼくを


気にせず


スカートが揺れる


足が少し黄色く


みえるのは ひざしのせいだろうか?


軽い足どりで 近づいてくる 彼女の足の長さが 自分のぼうしのむこうからむかってくる 、のが見えた。

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