ラゼラータ王国物語

鈴音

設定まとめ 完全版

ラゼラータ


始まりを意味する言葉。この地にやってきて、開拓を始めた人々が名付けた。

 ―

サラダボウル


他国から呼ばれているラゼラータの街の名前。便宜上そう呼ばれているだけなので、国民のほとんどは把握していない。

 ―

土地


三方を山と森に、正面に海がある盆地。夏は暑くて雨が多く、冬はかなり冷え込み雪も多い。また、海風と大雨で土壌が荒れるため、本来農業に向かず、人が暮らすことは難しい。

 ―

神と精霊


各地からやってきた人々がそれぞれ信仰する神々とその代行。常に神がいることが出来ないので、精霊が在中している。

土地を安定させるために時折神隠しを起こしたり産まれる前の赤子を連れていくが、割とみんな受け入れている。

 ―

神隠しと取り替えっ子


イタズラ好きな神と精霊がよくやる。生贄としての側面も持つことと、いつかは帰ってくるので、国民は比較的好意的に受け入れるものの、取り替えっ子は大体普通の人間の姿をしていない(ケモ耳が生えていたり完全に人外な姿をしている)ため、いじめなども起こる。

 ―

取り替えっ子


精霊に取り替えられた子。公式的には替子かえごと呼ばれる。どうして姿形が人間と同じじゃないのかは不明だが、街にいる化け物と同じ理由と考えられている。普通に暮らせる子が多いが、中には容姿の関係で家族に捨てられたり、いじめられる子もいる。

 ―

化け物


公式には外様のとざまのひと。沢山の神、精霊、豊かな自然が原因で発生すると考えられているもので、基本は友好的。森の中にいるものの中には敵対的なものもいる。人間と同じように暮らすものもいればペットとなる者もいる。

歴史

大陸がもっと大きかった頃に存在した国(今は離れて島国になった)の人々が住む村が海岸沿いにあり、そこに移民として逃げてきた最初の人々が住み始める。


その後開拓が進められ、逃げてきた人々も含め多くの人が住み始める。豊かな鉱山資源と海洋資源に恵まれ、また生贄制度の神隠しが始まると農業も安定し始める。


ラゼラータと名付けられ、正式に国となってから豊かな資源の輸出を中心とする産業が始まる。基本自給自足で、足りない分を輸入する形で発展。


宗教的問題として冠婚葬祭などのやりかたや、次期国王の決め方などが違うことが挙げられたが、誰もが平等になるようラゼラータ式と呼ばれる新しい形を提案。国民はそれを受け入れ、仕事の都合などで複数の宗教に入団する混宗こんしゅうが幅広く受け入れられるようになる。


外様の人や替子が広く周知されるようになる。それによる問題も多く発生したが、対応案をしっかり出し、締結した事で終結。現在は外様の人も人権を持ち、替子を捨てる、いじめるなどをした人間は思い罰則を受けることになる。(なお、それでも替子問題は頻繁に発生するため、法の改案を求められている)


現在に至る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る