第2話 レデイ・ミツコと七人の子供達


思い出すのは 懐かしいロンベルク城

夜の眠り 懐かしい想い出ばかり‥


今、住んでいるオルガの部屋には僅かに残った思い出の品物

その中には亡き姉から貰ったゲランの香水もある

レデイ・ミツコ 母と同じ名の香水


「オルガ」「姉さま」

「隠れん坊なら もっと上手に隠れないと」

「うふふ」くすくすと笑う妹オルガに姉たちが言う


「もうすぐ家庭教師も来るわ また後で」

「兄さまたちはいつ戻るのしら?」「寄宿学校だから‥」


年の離れた兄たち

父の外交官時代、母の故郷、日本で生まれた二人の兄


父の故郷であるハンガリーの地に戻り、母である光子は5人の子供を産む事なって


・・・・その中の一人がオルガ  お城にいるお姫様の一人


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る