批評イベントより参りました。
批評というからには、良い点、悪い点を挙げて評価を下さなくてはならない訳ですが、全て読んだ後に、これはとんでもなく難しいと感じています。
何しろこのジャンルでの比較対象がほぼないのです。 私の引き出しの中に。
ただ知識としてあるのは「オリジナリティは重要では無い」ということと「軽ければなんでもいい」ということ。
普通の小説であれは、オリジナリティがない。修飾語が作者の心の内から紡がれたものではなく使い古された常用句でしかない。などとマイナス要素になるものも、ラノベならそれが当たり前なのですよね? 勘違いならごめんなさい。
そうなると、この物語はラノベのど真ん中を突き進んでいる、というのは「良い点」であると思います。
しかし、ラノベであっても最低限の表現力、文章力は必要かと思います。
文末が連続して「だった」で終わっていたり、地の文で主語が抜けていたり。気になること多数で、その気になる度合いも物語の展開への期待を超えてしまっていました。物語に入り込めない状態ですね。もちろん、全ての読者がそうではないでしょうけれども。
ただ、繰り返しになりますが、「ラノベはこれでいい」と言われたら「そうなのですね」と納得するしかありません。本当に比較対象がないので。
最後に私見を述べれば、執筆するからには自分にしか書けないものを書いてこそ価値がある、と思っています。テーマにしろ筆致にしろ、です。多くのラノベ作家が使い捨てな理由もここにあると個人的には思うのですが、どうなのでしょうね。
安易に自分の作品をひとつ参加させてしまいましたが、本当に難しい企画でした。
終始的外れでしたら、本当に申し訳ないです。企画から削除されても仕方がないと思いますので、判断はお任せ致します。
作者からの返信
批評ありがとうございます!また、企画参加も。
地の文の主語の件や、文末の件とても助かります。なかなか客観視できないので。
気にされている、ラノベの定義に関しては、まま議論があるところです。
しかし重要なことはわかりやすいこと、面白いこと。この二点だと思われます。
ですので、今回ご指摘いただいた、「文章が気になって物語に入り込めない」ということはとても重要で、私にとってためになる意見です。
的外れでは全くございません。
また本企画ではラノベなどのジャンルは絞っておりません。
企画の説明で提示した二点。批評を貰っても大丈夫なこと。貰った批評には返信すること。を守っていただければ企画から削除することはございません。
※主催者の精神衛生上受け付けない作品は削除対象になります(西野さんの作品は大丈夫です)
参加いただいた作品には、なるべく早く周り感想か、批評をおくりたいと考えています。
時間はかかりますが、今後、西野さんの作品にもお邪魔させていただきます。
改めまして、本企画に作者・読者としての参加、また私の作品に批評をいただきまことにありがとうございます。
「\\ 熱烈歓迎 // 来たれ!激厳批評!」企画からこさせてもらいました。
※批評とか得意でないのですが(&自分でも出来てないこと言ってブーメランになってると思いますが…)、こういう企画でどんどんコメントもらって成長したいって思いがあるので、企画立ち上げてもらってありがたいという意味で、コメントしてみます
まず、変身するとTSするという設定&女の子主人公と二人の男子幼馴染という設定に、めちゃくちゃ惹かれました!キャッチーですし、画的にも物語的にも魅力しかないと思いました!(ラノベもTS物も詳しくないのですが、もしかしたら少しありがちなのでしょうか?)
最初の数話の展開も上記の設定がわかりやすく伝わって、その後の展開を期待させてくれるものだったと思います。
ただそうなると当然、読者の中で「幼馴染とのラブコメ」とか「TS同士の相手の体へのドキドキ(元の自分と同じ性なのに⁉)」みたいな展開が読める?という期待が出てくるんじゃないかと思うんですが、そういう部分はそれほど多くなかった気がして、少しモヤっとしてしまいました。
(WEB小説としての、とにかく読んでもらうためのフック(釣り餌?)という意味でなら、よいのかもしれません)
(個人的には、柚希くんにはそのへんをもっとハラハラしててほしかったり…。充くんがそういうの気にせずに要にアプローチしていって、柚希更に焦る、みたいな妄想しました…)
そこは主題ではなくあえて外しているにしても、「そういうことを気にしない三人に毎回ハラハラさせられるキャラ」みたいのはいても良かったのかなーと思いました(お兄さんとか?)
逆に、主題(作者様が一番書きたかった部分?)は「子を縛る親&復讐心と、それを乗り越える子たち」ということなのかな、と思ったのですが、
賞応募作品としての文量でそれをやるには、少し敵となるキャラが多くて分かりにくくなってしまったのではないかとも思いました。「暗躍するラスボス一人と、それに単純に利用されるだけのザコ敵何人か」くらいにシンプルにしちゃうか、
序盤から、子を利用して対立する親たち(シリアス)パートと、そんなこと気にしない子どもたちのヒーロー活動(ほのぼのアクション?)パートが同時進行して、最終章でそれが合流してクライマックス、みたいな構成だと、フックの部分と主題が繋がりやすかったのかもしれません。
※上記、全然未熟な自分のただの思いつきですので、特に気にせずに無視してもらって大丈夫です。もし、一理あると思ってもらえるとしても、ちゃんと完結しているこの作品でなく次回作のときにちょっと思い出してもらうくらいでお願いします
※あと、自分的には他の方がコメントされているほど、描写や独自の表現がない、とは思いませんでした。勉強させていただきました!
作者からの返信
ありがとうございます!
とてもうれしいお言葉と共に、高い評価や、また実になる批評をいただきとてもうれしいです。
加えて、主題を読み取っていただき本当に、書いた甲斐がある、といままでで一番うれしく思いました。
そして、TSだけど肉体的恋愛的ドキドキ感が足りない、とも私も悩んでいました。そのため、ハラハラする外野という存在はその手があったか! と悔しい重いです。
それだけでなく、シリアスパートとほのぼのパートで分け、最終的に収束する、という手も、思いつけなかったことが本当に悔しく思います。
今回批評いただいた小説は、今後大きく改修を加えたいと考えていました。改修する際は、紙月さんの発案をぜひ使用させていただき、よりよいものへと改善していきたいと思います。
改めまして、批評企画に作者・読者としての参加ありがとうございます。
時間がかかると思われますが、後ほど紙月さんの参加作にもお邪魔させていただきます。