回文短歌風の作り方(2)

1)二句目の7文字をまず考える。


 〇〇〇〇〇 ● ● ● ● ● ● ● 〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇


 〇〇〇〇〇 スパイかつどう 〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇


2)句を分解する。


 〇〇〇〇〇

 スパイかつどう

 〇〇〇〇(〇

 〇〇 ● ● ● ● ●

  ● ● 〇〇〇〇〇)


3)決めた7文字を引っ繰り返す。


 〇〇〇〇〇

 スパイかつどう

 〇〇〇〇(〇

 〇〇うとつかい

 はす〇〇〇〇〇)


4)四句目を分解する。


 〇〇うと つかい 


5)分解した文字を想像する(何かに固定する)。


 〇〇うと → 素人(しろうと)、まろうど 

 つかい → 使い(つかい)、番(つがい)

 

  ※ 逆引き辞書を用いると楽(goo辞書とか)。


6)固定した想像を文字にする。

 

 〇〇〇〇〇

 スパイかつどう

 〇〇〇〇(〇

 しろうとつかい

 はす〇〇〇〇〇) 

 

7)五句目を二句及び四句目と関連付ける。


 〇〇〇〇め

 スパイかつどう

 〇〇〇〇(〇

 しろうとつかい

 はずめ〇〇〇〇) 


8)三句目をでっちあげる。


 〇〇〇〇め

 スパイかつどう

 ろじかげ(か

 しろうとつかい

 はずめ〇〇〇〇) 


  ※ これは先に行っても良い(その方が4~7を想像しやすいi場合もある)。

    三句目の345字は「343」となるので、想像しやすい。

     春は(はるは)、感化(かんか)、抱いた(だいた)


9)一句目と7句目の可能性を考える。


 ねろこごめ

 すぱいかつどう

 ろじかげ(か

 しろうとつかい

 はずめこころね)


10)漢字、カタカナなどを当てて完成。


 寝ろ!屈め! スパイ活動 路地陰か? 素人使い 弾め心根

 ねろこごめ すぱいかつどう ろじかげ(か しろうとつかい はずめこころね)


11)他の例。


 生きて汲め! 抗体監査 こじつけつ 事故三回だ! 蠢く敵意

 いきてくめ こうたいかんさ こじつけ(つ じこさんかいだ うこめくてきい)


 離す中 トノサマバッタ 人気避け 飛び立つ浜さ 長閑な砂場

 はなすなか とのさまばった ひとけさ(け とびたつはまさ のどかなすなば)


以上

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回文短歌風(新たな地平・300まで)五十首詠 251-300 り(PN) @ritsune_hayasuki

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