第8話 2日の猶予

残り2日どう過ごすかは決めてない

何しようか考えていたときある人物からメッセージが来た


「秋風、単刀直入に言うがお金貸してくれ」 


わーおこれはわかりやすい

お金の貸し借りは嫌だが理由によっては貸しても良いと思い聞くことにした

メッセージを送って来たこいつはこないだバーベキューをやった人たちの中の一人であり

妹と二人暮らしのやつだ

理由を聞いたがこういうことらしい

急に妹が倒れ病院に行くと結構やばめな病気だったらしい、その手術費で莫大なお金がかかるとのこと

実際会ってみないと本当かどうか分からなかったので会ってみることにした

駅で待ち合わせをしそこから病院へ向かう

向かうとき相手も自分も無言だった


病院につくと受付に行き病室を案内される

病室に入ると少女が元気なさそうに微笑む

事前にメッセージで色々聞いたのだが高校生らしい

その少女を見ていると自分と同じなのかと思うとともに何故か無性に腹がたった

少しして病室を出る

その後ついてきてといい近くのコンビニでお金を下ろす

相手が必要といったお金の1.5倍ほどのお金を渡した

相手は受け取れないといったのだが

無理やり返さなくてもいいと言って渡した

ならなおさら受け取れないと言っていたが

妹と仲良く過ごせと言ってお金をわたしその場を去った

なぜあんなにも感情が高ぶったかわからない

同情なのだろうか?

わからなかった


その後は特に予定はなかったので家に帰った

家に帰っても特にすることはないのだが

そこからは残り2日とは考えられない生活をした

ずっと布団に入りぐーたら

偶に監視に出てくる無からは本当にそれでいいのかと言われたがこれが俺の生き方だと言い相手にしなかった


夜になると凄まじい無気力に苛まれた

夏休み最終日のあの感じがあれとは比にならない強さで襲ってきた

そう何もしたくない

なんで俺なのか

考えても意味のないことを考えてしまう

大体の人がそうなるだろう

言わゆる普通と言うやつだった

俺はこの不快感をなくすために寝ることにした

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