恋はいつでもゴッドパンチ!
一路傍
プロローグ
恋はいつでもマッハパンチ――
あのとき、僕はそう信じてダッシュしていた。
アタッシュケース二つ分ぐらいの言葉を胸の中に目一杯に詰め込んで。それを全て伝えようと舞い上がっていた。溢れる気持ちで張り裂けそうだった。何なら、風船のように空でも飛べるはずと信じて疑わなかった。
その結果は……まあ、すぐに話すけどさ。
だからこそ、僕は一番大切なことを学び、そして何よりもかけがえのないモノを得られたのだと思う。
そう。この物語は、僕こと、
隠しごとは一切なし。全てを語るから、最後までついてきてほしい。
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